小説ヘッジファンド (講談社文庫 こ 49-1)
小説ヘッジファンド (講談社文庫 こ 49-1) / 感想・レビュー
TATA
ヘッジファンドが世に登場した90年代の話。さすがに今読むと時代が古いな。ディーリングルームの熱さは理解できるけど、それだけしか残らない感じ。幸田さんの初期の作品ということなんでしょうけど、話の展開も淡白で、盛り上がることのないまま終わった印象です。経済モノだと池井戸さん、黒木さんの作品の方が好きですね。
2018/10/13
佐島楓
せりふが説明口調すぎるかなと少し思ったが、題材が題材なので仕方ないとも感じる。20年近く前の経済の最前線の描写は刺激的だし、ちょっとしたミステリのような展開もあり、楽しめた。
2014/11/02
nekozuki
幸田真音のデビュー作。全てがベールに包まれているヘッジファンドという業種について、一般にもわかりやすく描写した小説としては良いが、その詳細な業務について知りたいと思うと物足りない。どちらかというと人間ドラマを主軸にした作品。
2019/08/12
yokmin
1994年の金融市場を舞台にした小説だが、古さを感じさせない。ディーリング中の場面には結構感情移入して つい緊張してしまった。買いではなく、売りから入っていくビジネスは実態経済からは乖離しているわけで、自分の脚が地に着いていないような不安を覚えて手に汗を握る。ディーリングルーム外のストーリーは愛嬌として読んだほうがよさそうだ。全体的に興味深い小説である。
2014/06/16
masatoshi
☆3.5
2018/11/01
感想・レビューをもっと見る