東京タワーの見える島 (講談社文庫 い 52-7)
東京タワーの見える島 (講談社文庫 い 52-7) / 感想・レビュー
つるりん
主人公たちは私より多分10歳ぐらい上の世代、1993~1994年の東京を舞台にした短編を集めたアンソロジー。あーなんかこんな時代だったっけねーと。ホラーな話もありつつの、レンジでチンして販売される下着の話に自分の出た大学が出てきてワロタw
2015/10/15
となりびと
東京タワーの単語を含んだタイトルからはロマンチックさを感じたものの、内容は少しノスタルジックさを含んだ短編が多い。東京の地を舞台に90年代の中頃に書かれた作品とわかってそれも何となく納得する。主人公の男たちは三十の後半も迎えようとしてる人物たちでこの人たちからも若さや自由から少し遠のいた生き方や考え方が見てとれて現実感があった。図らずも同じような状況に身をおく自分と少し重ねてしまわずにもいられない。
2015/05/09
カンパネルラ
東京近辺の各々思い入れのありそうな土地を舞台にした小説。幻想的なのやスノビッシュなのや時代を感じさせるのもあった。乃木坂の所に封印されたトンネルが実在してるってのには興味がある。バブルからのタイミングもうまく押さえていると思う
2008/11/30
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