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国家・宗教・日本人 (講談社文庫 し 1-25)

国家・宗教・日本人 (講談社文庫 し 1-25)

国家・宗教・日本人 (講談社文庫 し 1-25)

作家
司馬遼太郎
井上ひさし
出版社
講談社
発売日
1999-06-01
ISBN
9784062645980
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国家・宗教・日本人 (講談社文庫 し 1-25) / 感想・レビュー

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ヴェルナーの日記

お二人とも、すでに故人となられてしまいました。残念なかぎりです。内容は題名のような、お堅いものではなく、日本人としてのアイデンティティ(帰属意識)について、思いの丈を語っている、というよりも自分の言いたいことをお喋りになっておられる対談で、むしろ時事放談に近い。もともと21世紀を目前に控えた時節の出版なので、当時の知識人の思い描く日本の姿を思考した内容といえるだろう。

2015/02/04

aponchan

司馬遼太郎氏の著書を集中的に読んでいるうちの一冊として読了。徐々に司馬氏の日本人観や考え方が理解できるように冊数を重ねるごとに思えてきた。日本は度量のある国になれると信じたいが、自分を含め、喫緊の日韓情勢やホルムズ海峡を巡る問題等、なかなか良い方向に簡単には答えが見つからない。またもや、司馬氏の慧眼に脱帽させられた。

2019/07/23

イシイアツコ

あまりの面白さに自分にしては、早いスピードで読了。日本が今のようになった背景が日本人の精神構造や歴史的背景などから語られていて、ますます我々は自身の哲学が問われていると思わせられる。「憲法にしろ自治にしろ、みんなで決めたことを拠りどころにして目の前の問題を考えていく習練を日本人はあまりやってきていない。」「どうして煮え切らない話し方をするのかというと、要するにずるい人たちなんです」などどれも大きくうなずきながら読んでしまうことばかり。ここで言及されている問題は、そっくりそのまま今も存在している。

2012/09/05

うりぼう

国のもとについて、2人の叡智が縦横に広がる。

2001/03/02

冀望

1996年のときの対談ですが、お二人の問題提起が最近と同じなんですよね。日本人の弱いところ、改善すべきところを10数年前にこうして話されているのに、なにも変わってないんだなと実感できます。

2011/04/11

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