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蝕みの果実 (講談社文庫 ふ 30-13)

蝕みの果実 (講談社文庫 ふ 30-13)

蝕みの果実 (講談社文庫 ふ 30-13)

作家
船戸与一
出版社
講談社
発売日
1999-10-01
ISBN
9784062646970
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蝕みの果実 (講談社文庫 ふ 30-13) / 感想・レビュー

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Katsuto Yoshinaga

アメリカのスポーツ社会に材をとった作品集で、大船戸とスポーツのアンマッチが面白い。86年7月~96年4月に発表された7つの短編で構成されており、マイケル・ダグラス主演の映画「Falling Down」でみられるアメリカ社会のメルティングポットぶりが随所に描かれ、定番の“叛史”や“硬派”とは違った、大船戸流の社会小説としていえる。材となるスポーツは、プロレス、テコンドー、ボクシングといった格闘系、登山、射撃、陸上競技といったアスリート系が主で、さしたるスポーツ描写は無い。(コメに続く)

2021/03/17

たーくん

セミ・ファイナルに名を借りた“私刑”の開始ゴングは鳴った。だが、負け犬にも魂がある…。アメリカ・スポーツ社会の片隅で孤高の闘いを続ける日本人たち。彼らの壮絶な生き方と苦悩をダイナミックに描くハードボイルド小説集。冒険小説の第一人者が10年間の日米関係の変遷をも浮き彫りにする渾身の7篇。

2017/07/04

ナツメッグ☆

アメリカの中での、いろんなジャンルでの日本人プレーヤーの話し。エトランゼとしてのポジションから描きたかったんだろうが、着想はなかなか面白いが突っ込み掘り下げが浅く、深みというかコクがイマイチ。第一作目の「セレクション・ブルウ」、巻末の「ミセス・ジョーンズの死」が印象に残る。

2013/09/12

あきぴー@武蔵国

評価:★★★☆☆  アメリカで活動する日本人アスリートを題材にした短編集だが、山岳レンジャーの活躍を描いた「黄金の眼」以外は印象に残っていない。まぁ、短編集だと印象が薄くなるのは仕方ないか・・・

2010/07/04

いのえむ

読ませる短編集。どこか切ない感じもよい

2010/01/25

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