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ネヌウェンラーの密室 (講談社文庫 こ 54-1)

ネヌウェンラーの密室 (講談社文庫 こ 54-1)

ネヌウェンラーの密室 (講談社文庫 こ 54-1)

作家
小森健太朗
出版社
講談社
発売日
1999-11-01
ISBN
9784062647274
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ネヌウェンラーの密室 (講談社文庫 こ 54-1) / 感想・レビュー

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Tetchy

古代エジプトの遺跡の中で起こる連続殺人事件。そう聞くと誰もが殺人事件の謎解きを連想するだろう。私もそうだったが、さにあらず、これは“ミステリ”というよりも“ミステリー”の方が正解と云える作品。つまり本作で主眼となっているのは遺跡に仕掛けられた殺人装置の謎解きなのだ。つまりインディ・ジョーンズ風な冒険謎解き物になっている。こういう趣向であれば、本作の題名は明らかに不適切であろう。“密室”を冠していながら、パピルスの暗号解読が主眼であるから、ここは『ネヌウェンラー王の墓の謎』という風にすべきだろう。

2010/03/18

UPMR

話の中心部分は思ったより悪くないが、全体四百頁で十人近く死ぬのに最初の殺人が半分過ぎるまで起こらないってのはどう考えてもバランスが悪い。作者も自覚してるようだが、最後から遡って書くとかいう変な書き方をしているからだろう。現代軸での事件については、まあチープなサスペンスではあるものの、リアリティとか無視すればそこそこ読める。ミステリ的に評価できるのは古代密室のほう。こちらは意表をついた納得感のある真相で結構良かった。とはいえ梓の霊感とかどこまで続編で回収する予定の伏線か不明だが、物語部分の冗長さは否めない。

2023/06/20

やまだん

古代エジプト遺跡の宝庫「王家の墓」に新発見された王墓が舞台のミステリ。大学の研究室のメンバーと週刊誌記者,漫画家等。人間はたくさん出てくるのだが,キャラクター的な魅力に乏しい。漫画家と週刊誌記者がかつての恋人であることが分かるのだが,その設定も特に生かせておらず,薄っぺらい愛憎劇が繰り広げられる。エジプトでの描写や,大学の研究室同士の確執などが描かれているのだが,子供っぽい文章で書かれており,陳腐な内容となってしまっている。正直,褒めるところがない残念な作品。バカミスとしてもデキはイマイチ(20点)。

2015/09/23

月と星

★★古代エジプトに関する知識が厭というほど得られます。

ホームズ

初読

2000/01/10

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