贋作天保六花撰 (講談社文庫 き 26-6)
贋作天保六花撰 (講談社文庫 き 26-6) / 感想・レビュー
六花の雪
結末にちょっぴり不満。勝手にこの後の物語を想像してみるのも楽しい。解説は児玉清さん。
2015/01/31
はちくま
三千歳にターゲットロックオンして読もうと思ったら、あれ?あれれ・・・?でも、あやのさんの可愛さっぷりが半端なかったからいいや。しかし、男のプライドってのは厄介だねえ・・・。
2013/04/28
ひまり
直次郎って、強請、たかり、博打三昧で、結構なろくでなしなんだけど、現代と違って一切セーフティネットがない上に、経済的に破たんしてる武士の俸禄制度。そこに天然で病弱な妻。「背に腹が替えられない」とか「惚れた弱み」といった言葉が浮いたり沈んだり。やるせない話なのに、どこかコミカルでした。あやののキャラはキモだと思うけど、父や夫の苦労を全く察することもないのは、浮世離れというより………と、私はあまり好きになれませんでした。
2014/07/17
沼田のに
北原亞以子はどうして究極のお人よしが描けるのだろう。お人よしの発想でないと思いもよらない言葉がでてくるように思う。思うが悪人も出てくるんで悪人でもあるのか?山崎豊子に性悪を描かせたら天下一品だし発想が凡庸な俺には及びも着かない。得意技の違いかな。寒いから大声をあげて耐えるとか「火の玉は黒」も凄い発想だと感心しながら笑った。8/10
2013/07/14
けいちか
元ネタ知らずで読み始めたが、それぞれの人物像がしっかり書き分けられていて、ただし登場人物が多過ぎて今一つ把握できないまま最後まで来た感じ。あやのを登場させたことによって、すっかり調子が狂った主人公が微笑ましい。
2012/08/25
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