101号室の女 (講談社文庫 お 63-12)
101号室の女 (講談社文庫 お 63-12) / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
短編集。ブラックな話が多いが、恐妻家・殺人計画なんかがイイ。
2014/01/08
ばりぼー
どんでん返しがてんこ盛りの短編集。気持ち良く騙されるために、できるだけ素直に、無防備の状態で読むことを心がけましたが、「驚愕の結末」もこれだけ続くと学習してしまい、嫌でも予測できます(笑)。それでも、妻を殺したいと思っていた男が、冗談だと思っていた交換殺人に巻き込まれる「恐妻家」、妻に殺されかけている翻訳家が、編集者に助けを求めて手紙を送るが全く気付いてもらえない「殺人計画」、新聞記事やインタビュー、手記などの多重文体を駆使した「わが生涯最大の事件」など、折原さんの入門編としては最適だと思います。
2014/10/13
Ririka
ここでの感想を見て、初読みの作家さんです。9編の短編集、タイトルの「101号室の女」は、サスペンスでありホラーっぽくて映像が浮かぶようでした。突然ひっくり返されるようなラストになったり、手紙形式であったり、よくある話だなぁと思ってたら、意外な真相に持っていかれ、どの作品もちょっと笑えるような所があるような、飽きさせない文体で、次へ次へと読み進めてしまいました。「殺人計画」は、ハラハラするのですが最後がなんとも、やっちゃったって感がありました。二作目のノンシリーズ短編集があるらしいので読んでみたいです。
2015/04/19
とも
★★★☆はじめての短篇であったが、やはり重厚感や奥行、人物描写がおざなりで、それなりのレベル。とはいえ、トリックなどはよく熟れて叙述トリック万歳。折原一トライアル版としては良いかもしれない。
2018/05/13
coco夏ko10角
9つの作品収録の短編集。『網走まで……』と『恐妻家』が良かった。
2016/04/12
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