都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸下 (YA! ENTERTAINMENT)
都会のトム&ソーヤ(5)IN塀戸下 (YA! ENTERTAINMENT) / 感想・レビュー
ユメ
円盤製造工場に、無重力空間。現実とゲームの境目が陽炎のように揺れる『IN塀戸』の世界。緻密にはりめぐらされたサイドストーリー。さすが永遠の難題「バナナはおやつに入りますか?」にあっさり答えを出した栗井栄太の渾身のR・RPGだけあって、一筋縄ではいかない。だが、彼らの相手は内人と創也だ。気持ちのいい伏線回収。そして、最高のタイミングで卓也さん参上!はやみねワールドをたっぷり堪能させてもらった。おまけの短編「いくつになってもトム&ソーヤ」はずるい。二人の正体に思い至った瞬間涙腺が緩み、タイトルの意味が沁みる。
2017/09/26
舞
中学生の頃どハマりシリーズ
ゆうくま🐻🧸🧸🧸ʕ•ᴥ•ʔ
ついにベールを脱いだ大仕掛け。この謎をクリアすることができるのは誰か? シリーズ最大のボリュームで栗井栄太の最新ゲームに挑む! 究極のゲーム作りをめざす創也とその夢を応援する内人。天才的頭脳とサバイバル能力を武器にして都会を舞台に繰り広げられる新・冒険ストーリー。
2023/10/23
じょうき
図書館本。IN塀戸篇完結。上巻のあとがきで広げられた大きな風呂敷は、たしかに壮大な余韻をもって畳まれた。どんでん返しの連続に驚かされ、満足度が高かった。プログラムされたゲームではなく、リアルにこれを味わえるなら、究極のゲームかもしれない。凄まじいコストで、内人しかクリアできない仕様にも思うが、これもプレイヤーによって分岐していくのかと思うと、途轍もない。おまけ二篇もよかった。父親たちの話もよかったが、謎の真田女史に迫る話は、単体としても素敵な物語だった。本篇での活躍も期待してしまう。
2024/02/15
cinos
上巻の謎を伏線回収しながら解き明かしてくれるのがさすがはやみねさんです。ちゃんとミステリしています。真田女史のエピソードや、もう一組のエピソードも面白かったです。
2017/12/14
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