妖怪アパートの幽雅な日常(7) (YA!ENTERTAINMENT)
妖怪アパートの幽雅な日常(7) (YA!ENTERTAINMENT) / 感想・レビュー
masa@レビューお休み中
出会いがあれば別れがある。条東商業高校にも卒業シーズンがやってくる。夕士が所属する英会話クラブでは男女逆転劇の「シンデレラ」で三年生追い出し会を行う。しかも、シンデレラは夕士で、王女は田代だというのだから…面白くない訳がない。田代は学校行事の「予餞会」も担当している。そっちでは高校のアイドル教師・千晶を舞台にあげるべく画策したりと大忙しな学年末である。夕士にとっても、周囲にとっても節目の時期なのかな。なんとなく前巻までは永遠に同じ状態が続くように見えていたのが、変化の兆しが見えて動き出した感じがしますね。
2013/06/29
へくとぱすかる
三年生を送るって、すごいことなんだ。文字の向こうから実際のステージが見えるような、聞こえるような気がする。まり子さんの過去も明らかになるし、みんな成長の時を迎えるんだという、そんな巻。最終ページの、明るいサプライズもいいね。
2013/11/17
文庫フリーク@灯れ松明の火
るり子さんに非ず、まり子さんにやられた。
2011/05/05
パフちゃん@かのん変更
やっぱり児童書としてキッズに置くより、YA扱いでヤングコーナーに置いた方がいいと思います。児童書扱いだと高校生はあまり読んでくれなさそう。表紙も派手だし。それはともかく、千晶先生が予選会で活躍する。千晶先生はまだまだ謎が多く、今後の解明が待たれる。今回夕士が母のように面倒を見た「たまちゃん」の今後の出番も楽しみである。表紙絵のクリ、私のイメージとかなり違うのですけど・・・
2012/07/20
ちはや@灯れ松明の火
日に日に膨らんでいく蕾を見れば、今日は昨日をそのまんま繰り返すコピーじゃないと思い知る。出会いから二年、再会から一年、変わらぬ春に抱く思いは少しずつ変わっていく。家で、学校で、同じ時間を共有した人たちとの別れ。一抹の寂しさと未来への不安と、それを呑みこもうと湧きあがる希望は若者の特権。寄り道するもよし、廻り道しても構わない、ちょっとくらい逸れても引き返せば大丈夫、楽しさと紙一重の危険に満ちあふれたこの先の道をどう進むか、自分の頭で考えてみようか。今年も桜は咲く、散るために、そして来年また咲き誇るために。
2011/02/10
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