妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT)
妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
未読の方のために、ネタバレ的なことは言わないことにして。……終わった! ひとつのシリーズを最後まで読めてよかったと思います。ひとりの少年の成長物語でありながら、周囲を含めた人間……幽霊も含めてのドラマだったんだなぁ、と実感。最終巻はさすがにシリアスに展開しましたが、ラスト、そうきましたか。途中巻での伏線というか展開を、かなりいい方向に回収してくれて、まずはホッとして読了できました。アパートの日常から始まって、思い切りバーストした物語でした。
2013/11/18
masa@レビューお休み中
シリーズ最終巻。今回は壮絶でしたね。夕士と長谷が命をかけた闘いに挑みます。事の発端は、長谷のお姉さんである汀さんの入院からはじまります。胎児のような腫瘍に張り付いていて治療ができないと言われるのです。その原因をなくすために、ふたりは闘いに行きます。大丈夫とわかりながらもハラハラさせられて、結果に安堵して、そして凄いなと感心させられる。やっぱり、妖怪アパートの住人はいいなぁ。ただ自堕落に遊んでいるわけではないんですよね。責任をもって、他人を信頼して生きている。だから、みんな輝いているんですよね。
2015/11/28
kishikan
妖怪アパートシリーズ最終作。いよいよ高校生活も最後。主人公夕士が親友長谷と共に事件に巻き込まれる。その戦いを終え・・・・。という設定。あとがきの香月が、当初は1巻で終わり、10巻も続くと思わなかったというように、後半はシリーズを維持するため息切れしているのかな、という感が否めないストーリーもあった。ただ、YA!としての、爽やかな部分があったことは確かだと思う。でも「こち亀」の中川みたいなブルジョアのスーパーヒーローが先生と友人というのもね!
2009/06/08
文庫フリーク@灯れ松明の火
『人を恋ふる歌』(改) ハニーを評せば 才長けて みめ麗しく 情けある パパを評せば 書を読みて 六分の侠気 四分の熱 話の命を訪ぬれば 回収不足を惜しむかな 男ゆえ 友の情けを 訪ぬれば 義のあるところ 火をも踏む 汲めや美酒 食せや美味 るりるりに 愛といふ名の 意気地有り 簿記の筆とる若者に 誠の男君を見る 同じ憂いの世に棲めば 千里の空もひとつ家 はるばる寄せし ますらおの 目には嬉しき 祐樹大樹
2011/05/07
パフちゃん@かのん変更
シリーズ最終巻。これ以上ないいい終わり方でした。思えば第一希望県職員だった夕士がこうなったのですね。竜さん達が「人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう」と言っていた言葉がそのまま生かされています。クリと白も成仏したし、いい最終巻でした。
2012/07/25
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