わからん薬学事始1
わからん薬学事始1 / 感想・レビュー
chimako
植物と鉱物が好きだ。詳しくはないけれど草花の佇まいと石の持つ暖かみに惹かれる。この本、まずは装丁が好み。書名も気が利いている。目次の後にある「薬草・生薬辞典」も魅力的。個性的な登場人物たちがまるで目に見えるように動き回る。舞台となる一風変わった高校も下宿先も懐かしく新鮮で興味は尽きない。つまり、とても面白い。高校生が真剣に学ぶ姿は清清しい。何のために学ぶのかはっきりしていれば、それは力になる。竜骨をキーワードにこれからの草多の学びに期待して2巻へ。
2017/09/30
ぶんこ
今迄読んで来た著者の本とは一味違った風味の本で、少し戸惑いました。登場人物の名前や島の名前、まはらさんがウフフと楽しみながら創作された感じです。私の好みとしては他の部活青春物のような、今迄読んで来た作品の方がリラックスして楽しめました。あまりに作品の主題にちなみすぎた名前は、読んでいる間中こそばゆいような違和感が付きまとって落ち着きません。素直に楽しめばいいのですが。薬草の豆知識のようなのがちりばめられていて、その辺りは面白かったです。
2017/01/26
エンブレムT
「妖怪アパート?あれ?これって、まはら三桃作品だよね?」と、主人公・草多が『わからん荘』での下宿生活を始めた頃、思わず作者名を確認してしまいましたwええ。香月日輪さんじゃありませんでしたとも!高校生活が始まってからもう1回確認してしまいましたが、もちろん、荻原規子さんでも、JKローリングさんでもありませんでした(笑)・・・秘薬を製造する謎に包まれた『魔女島』。「天からの授かりもの」として出生の秘密を抱えている草多。下宿先には謎があり、通う学校にも秘密がある。でも、この物語の1番の謎は、『草多』なんだね?
2013/10/25
ひめありす@灯れ松明の火
島伝来の秘密の薬『気休め薬』を気まぐれのない完璧な薬にする為に、和漢学園へと入学する草多。初めての他人との暮らし、初めての授業。何の為に学ぶのか、どうしたらいいのか、考える。それが少年の最初の芽生え。芽吹いたばかりの十五歳の躯がぐんぐん吸い込む変化。多すぎては体に害をなし、少なすぎては効果が薄い。良い面も悪い面も併せ持ち、まるで人間の様。面白い。でも生薬は難しい。薬の世界はわからん事ばかり。それでも草により苦すり変えて古き物とし楽とする為の学びはまだ始まったばかり。草多のくすりまなび、ことのはじまり~!!
2013/05/08
いちごプリン
面白かった!薬学、これなら、わかりやすくて、子供なら、郷美もちそうだよね!3巻全部図書館にあるので、良かった。
2016/02/27
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