妖怪アパートの幽雅な日常 ラスベガス外伝 (YA!ENTERTAINMENT)
妖怪アパートの幽雅な日常 ラスベガス外伝 (YA!ENTERTAINMENT) / 感想・レビュー
文庫フリーク@灯れ松明の火
「君の人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう」なんと懐かしい龍さんの言葉。著者の冗談を版元が作品化させたためか(笑)ラスベガス編がいまひとつ(笑)オールキャストのため、るり子さんの超絶美味料理の描写も少なめ。それでも新たなキャラ・幽霊子猫の「なっこ」に癒される。そう、一番心に響いたのはクリとシロの成仏編。「なっこ」に癒されるのも成仏編有ってこそ。もし又、冗談が作品となるのなら‐クリとシロの転生した祐樹と大樹中心に、妖アパの面々が絡む物語を読みたい。新たな妖アパの物語が紡がれるとしたら、→
2013/12/11
エンブレムT
リアルタイムで追いかけてたシリーズですから、そりゃ続きが出てたら気になるのは当然だよねー。ええ!読まなけ“ればならない”ってなmust的な気持ちに支配されて読みましたともw・・・最終巻でサラッと触れただけだったエピソードを「物語として読めて嬉しい~♪」って気持ちが4割。「こんな風に夕士は世界をまわったのか~♪」ってワクワクした気持ちが3割。「青木先生サイドの人間にはこんな将来を与えたのか~」と、透けて見える作者の思考に対しモヤッとしたのが3割。私にとってはそんな感じの比率になった1冊となりました。
2014/01/12
紫 綺
物語が完結して4年、大きく成長した夕士が帰ってきた!!…と思ったがいつもの夕士だった。いや成長はしているのだが、あの頃のノリのままだ。夢中で読んだマイ妖アパブームの頃が懐かしい。未来を示唆するラストはとても良かった。
2013/10/21
ちはや@灯れ松明の火
妖アパは遠きにありて思うもの、集えば楽しく笑うもの。世界中のさまざまな景色を満喫しても、やっぱりここが一番くつろげる。いろんな食事を味わってきたけど、みんなで食べるここのごはんが最高だと断言できる。いつまでもこんな日が続けば、そう願っても、いつかは必ず変わっていく、歳を重ねた自分自身がそれを悟っている。ここからいなくなった家族、別離じゃなく旅立ちだと解っていても寂しさは募る。新しく加わったちいさな家族、久々にはじける歓声。時と共に変わらないものはない、でも、大切なことに変わりなんてない。寿荘よ永遠なれ。
2013/09/12
再び読書
妖怪アパートの後日談、内容はともかく楽しめました。長谷同様、いつかは向き合う運命のクリとシロの成仏も、やはり淋しい。彼らにとって通らないといけない道とは言え、あまりにも地味ながら、しっかり存在感を放っていた二人、一人と一匹の喪失は悲しさを感じる。そう考えると、作者の香月氏も他界してしまい、「僕とおじいちゃんと魔法の塔」も完結せずに終わったことを考えると幸せかもしれない。また、クリとシロの存在を埋めるなっこの登場が、少し嬉しく思える。しかし、夕士が作家とは笑えますね。
2016/11/23
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