KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

銃とチョコレート (ミステリーランド)

銃とチョコレート (ミステリーランド)

銃とチョコレート (ミステリーランド)

作家
乙一
出版社
講談社
発売日
2006-05-31
ISBN
9784062705806
amazonで購入する

銃とチョコレート (ミステリーランド) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

へくとぱすかる

初乙一、それがこの本となりました。いやはや、この冒険小説(ミステリとはちょっと違うような気が)には、ドキドキさせられるなぁ。裏切りの連続で、誰も信用できない状況。最後の謎は、詳しい伏線の説明はとにかく、何となく予想通りでした。見事なのはミスディレクション。誰の目にも明らかな仕掛けが、実は……。ところで、もし聖書が登場していなかったら、どこか架空の地球での話だと思っていたでしょう。その一点で現実世界とリンクしているために、かなり主人公の身の上など、考えさせられる話になっています。

2014/07/09

takaC

リンツ、ロイズ、ゴディバ、ディーン、デルーカ、マルコリーニ、ドゥバイヨル、etc. えっ!?そういう遊びがしたかったってこと?挿し絵が無意味に怖かった。

2016/10/26

とら

ひらがなだらけ、行数少ない、文字大きい、と侮ってはいけない!素直に面白かった。というか、乙一さんの作品でここまで純粋にミステリ!って作品を読んだの初めてかもしれないwというかこの作品しかないのではないか。「GOTH」が一番それらしいけれどホラーも入ってるもんね。こういう装丁なので、安くなるのを待ってましたがまさかの105円。速攻で買いましたwしっかりしてるんだよなあ、やっぱり乙一さん。伏線に気付かず普通に驚いた。...というかまあ、リンツの差別が痛々しくて気がそっちにいってただけかも。いや、それも技術か。

2012/11/07

sk4

怪盗ゴディバに名探偵ロイズ、極悪ガキ大将のドゥヴァイヨルにクラスメートはディーンとデルーカ、そして主人公のリンツ。 チョコや!みんなチョコレートの会社さんやないか! お父さんが死ぬ数ヶ月か前に露店でコショウを買うついでに買ってくれた聖書に隠されていた宝の地図が騒動を呼ぶ。ミステリーとしてはかなりマイルドですが、物語としてはすごくいいものだったと思います。 ある男がリンツの目の前でお母さんの唇を奪うシーンに、おや?児童書なのに私好みの話に発展んん!? でも、でも母のイラスト!そして死んだ魚!ガクブル!

2013/11/05

風眠

ミステリーランドシリーズ。海外の子ども向け冒険推理小説のような雰囲気がたまらない。個性が強くて悪いやつばっかり出てくるのだけれど、そのことによって、政治・社会・善悪・暴力・差別・人種問題・貧困など、さまざまな問題について無理なく知るきっかけになるのではないかと思う。さらにストーリー自体に張り巡らされた二重三重の伏線にも、ドキドキさせられた。ひとつ残念だったのは、すべてがすっきりと収まってしまったこと。解決しないことを考え、想像するのもまた楽しいと思うんだけどな・・・。

2012/07/01

感想・レビューをもっと見る