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はじめて知る仏教

はじめて知る仏教

はじめて知る仏教

作家
白取春彦
出版社
講談社
発売日
2005-06-21
ISBN
9784062723237
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はじめて知る仏教 / 感想・レビュー

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がんぞ

『「超」入門』の翌年/ブッダの本来の教えは“執着を離れる”事。「正しい」道とは貪欲・瞋り・痴愚の三毒を知恵で抑えることで、普遍的ルールはない/『寒山拾得』、十牛図①尋牛②見跡③見牛④得牛⑤牧牛⑥騎牛帰家⑦忘牛存人⑧人牛倶忘⑨返本還源(牛とは“仏性”の比喩である)→⑩入廛垂手。これが難しい、仏教は俗人の「愛し愛されて幸福」の対極、「愛は執着、覚りの妨げ」と説く。キリスト教的な“神の愛”が万人に振り注ぐ、といった救済の宗教ではなく、自力で悟らねばならない/日本で最多の阿弥陀念仏と法華経唱題は体育会的試みだが…

2021/03/09

かおりんご

仏教の解説書なのかと、軽い気持ちで読んだら違いました。この本によれば、今私たちが知っている仏教は、ブッダの境地から外れているそうです。新しい視点を与えてくれます。

2010/06/09

miho

すごくわかりやすくて、読みやすかった。本来の仏教の教えとは「世間を超越して世間の只中で生きよ」とうシンプルなものだという考えは、もしかしたら熱心な仏教徒の方には納得できない部分もあるかものかもしれないけど、私はとても共感できた。 以前イエスの生涯に関する本を読んだことがあるけど、キリスト教と仏教は似ている部分が多いと感じた。真理とは普遍的なものなのかもしれない。(人々が内面の救いより具体的な奇跡を望むこともまた同じ)

2015/03/17

白熊猫

仏教に興味があるけれど、仏教って何なんだろうと考えてしまった。

2014/05/11

つやつやはくまい

仏教とは何か?仏教は宗教でも哲学でもない。正しく生きるためのシンプルな教えであって、本来は小難しい言葉や分厚い仏典を必要しない。 世間の中で世間の極端な考え方に染まらず生きよ、というのはシンプルだけど難しい。特にネット上では、善し悪しにかかわらず極端な意見が耳目を集めがちだ。 仏教関係者、僧侶や研究者に対してかなり痛烈な批判が本書にはある。現代の仏教に対する著者の憂いを感じた。実際、私もこの本を読むまで仏教のことを何も分かっていなかったし、よく分からないまま日本人は仏教と付き合っていくんだろうなと思う

2021/03/03

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