理不尽な気象 (講談社+α新書 371-1C)
理不尽な気象 (講談社+α新書 371-1C) / 感想・レビュー
文章で飯を食う
ラジオとかで聞いた話が多い。でも、おもしろい。最初の方で気象関係者の勘の話が出ていたが、後の方で、コンピュータの数値予測にはかなわないなんて言っている。この原稿がたまる間に、それだけの進歩があったのか?それとも、心が揺れ動いているのか?将棋とコンピュータの話も出ていたが、コンピュータが名人に勝つのは時間問題、でも、将棋指しを尊敬することは変わらない、と書いている。そこは適切に対応しているのに、気象の仕事がコンピュータに取って代わられると思うと、心が揺れる。森田さんの人間くさいところは好きだな。
2013/08/09
星辺気楽
再読。図書館が開いていないので、家にある本をかたっぱしから再読。
2020/05/24
とりぞう
「理不尽な」というのはよくわからなかった。が、面白かった。「気象庁では毎年(なんと、1965年から!)9月末に「紅葉の見頃予想」を発表しています」という情報など、日常の中で「フツー」に考えていたことの「面白さ」を再発見させてくれる。最近話題になっている下水の温度上昇が招く多摩川の環境変化などについても書いてある。さらになぜ「親潮」が栄養に富むのかという小学生がかならずぶつかる疑問についてもわかりやすい解答を与えてくれる。コンピューターについては「古いよ」という話もあれど、お得具合、高し!
2015/05/09
寝落ち6段
テレビや新聞の天気予報や情報に踊らされる。異常な天候さえ、本当は異常ではなかったり。しかし、天気というはかなり無茶苦茶で、理不尽極まりない。まだまだ推測の域が出ないことが多い。それでも少しずつ精度を増している今の技術はすごい。
2013/06/20
星辺気楽
最近の温暖化問題にも触れると同時に、気象現象を素人にもわかりやすく書かれています。
2018/06/05
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