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日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟 (講談社+α新書 239-2C)

日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟 (講談社+α新書 239-2C)

日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟 (講談社+α新書 239-2C)

作家
姜尚中
髙村 薫
鷲田清一
本多 弘之
出版社
講談社
発売日
2014-02-21
ISBN
9784062728409
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日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟 (講談社+α新書 239-2C) / 感想・レビュー

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壱萬参仟縁

姜尚中教授によると、原発のあり方をドイツに学べ(25頁~)。なぜ3万人の自殺者が出るのか(45頁~)。アメリカモデルの社会追求のツケのようである。高村薫氏によると、人間社会は平等ではない(94頁~)。ついていない人はとことんついていないし、不幸な人は本当に不幸(95頁)。 お天道様は見ているけど、どこを見ているのか、と疑いが湧くケースも多い。鷲田清一教授によると、縮小社会ほど政治家の役割は大(136頁~)。増税して福祉保護を減らすのは、経済成長につながらない(137頁)。 

2014/09/24

しゅんぺい(笑)

対談かと思ったら、それぞれの方の話をまとめた本だった。 四人とも通じて、現代における生活のダウンサイジング、ということを考えさせられる内容。 姜さんと本多さんは、特に宗教色が強い。人間は、どんどん欲望してしまうものである、という話に共感せざるを得ないのがさみしい。もっと、つつましやかに。

2014/03/05

時折

今読むと、悲しいくらい、遠い感じがします。絶望感とほぼ同義です。人文学者が国づくりにたずさわるような国に、日本はなれないんだろうな。それは、デモのようなムーブメントがどうがんばっても長い目で見ると一過性のように映るしかない現実ともつながっているんだろうな。

2014/03/30

冬薔薇

再々読。地震の活動期に入った日本に原発54基も要らない。「スモールイズビューティフル」でいいのではないか。人間の欲望の愚かさ。福島の原発事故から何も学ばないのか。相変わらずの原発依存は人を人と思わないのか。生と死を分けたもの、そこに理由などない。誰のせいでもない。前向きに、生きている間は生きる。死ぬときは死ぬ。4人の講演に年月は感じない。高村薫の小説じゃないが、原発に簡単に侵入できるとはなんと恐ろしい管理体制か、信じられないことが続く。

2021/03/14

親鸞フォーラムで精神について苦悩や罪の問題をディベートしている。パトリオリズムが重要で、リーマンショック以降、混沌の中で起承転結の結がないことや成長教を捨てて3.11を踏まえて生まれ直す必要があるとしている。文明は滅びるものであり、辛抱強いという言葉は残酷であるとも説いている。神戸発の心のケアとボランティアでは、阪神大震災の教訓が生かせれ、孤独死の問題をコミュニティで解決するなどの策が取られている。中国の砂漠化と地球の破壊では、五濁悪世について仏教の方向から強く訴えかけている。

2016/01/29

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