日本人が忘れた日本人の本質 (講談社+α新書 769-1C)
日本人が忘れた日本人の本質 (講談社+α新書 769-1C) / 感想・レビュー
ともたか
もはや日本人は形骸化してしまったか。
2019/07/23
阿東蘭太(あとうらんた)
1931年生まれの宗教学者山折哲雄と1958年生まれの作家高山文彦が、皇室問題、大震災、原発、人工知能、地方衰退などの問題から見えてくる日本人の自然観や死生観、宗教といった根元的な問題を語り合いながら突き詰めていく本だ。 やや安倍政権への批判は込められていたものの、政治関係を除けば成る程と思うところも多かった。 酒鬼薔薇事件を取材した高山氏が感じた弱い者が弱い者を犠牲にする弱肉弱食の時代というのは、的確に現代を言い表した言葉だ。 弱者とはなんぞや、を今一度考えてみたい。
2018/03/18
感想・レビューをもっと見る