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キッド・ピストルズの慢心: パンク=マザーグースの事件簿 (講談社文庫 や 45-2)

キッド・ピストルズの慢心: パンク=マザーグースの事件簿 (講談社文庫 や 45-2)

キッド・ピストルズの慢心: パンク=マザーグースの事件簿 (講談社文庫 や 45-2)

作家
山口雅也
出版社
講談社
発売日
2000-10-01
ISBN
9784062730051
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キッド・ピストルズの慢心: パンク=マザーグースの事件簿 (講談社文庫 や 45-2) / 感想・レビュー

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セウテス

【キッド・ピストルズ】シリーズ第4弾。5作の短編集で、キッド過去が語られるタイトル作品と、ピンクの過去を描く「ピンク・ベラドンナの改心」がある。今回は壮大な混沌を謎解く様な作品というよりは、古典的な本格ミステリよりの作品である。「靴の中の死体」は、エラリー・クイーン氏の「靴に棲む老婆」のオマージュ作品で、いかにも本格らしい謎解きが良い。どの作品も、犯人を特定する為の推理に役立つ伏線が、解りやすいが然り気無く、それでいて気付けばオッとなる巧さに脱帽。推理する愉しさを教えてくれる、このバランス感が素晴らしい。

2020/02/28

ダイ@2019.11.2~一時休止

キッド・ピストルズその4。短編集。キッドとピンクの過去の事件なんかであったり、キッドとピンク自身で語る話なんかもあってよかった。

2013/11/01

マッちゃま

ヤードより先に捜査する権限を探偵が持つ、パラレルワールドの英国を舞台にした探偵士に協力するパンク刑事たち(メイ探偵祭り参加中ではあるものの、むしろ立場は刑事より探偵寄りと云うことで勘弁!?)5作品からの短編集。彼らの活躍を読むのは15年位前なので、お久しぶり感と痛快なパンク魂ぶりに懐かしさと独特な世界観に浸れて満足。マザーグースの童謡とドタバタな物語の展開を追う内に、気がつけば事件の真相に辿り着いている展開は氏ならではの筆運びかと。「ピンク・ベラドンナの改心」を読んで、ベラドンナに惚れ直しました(笑)

2016/07/26

skellig@topsy-turvy

パラレル英国でのマザーグース殺人シリーズ。今回はキッドとピンク視点の語りもあり、それぞれの生い立ちや過去もちらり(ピンクの好感度アップ)。SM絡みのジャック・ザ・リッパー風事件、「幽霊」の再誘拐、駄目主人と優勝執事のコンビネーションと、彩り溢れる面白短篇集。

2013/05/15

スダ子

キッドとピンクの生い立ち、マザーグースの見立て。キャラ視点の話が凄い可愛くてわくわくしながら読みました。一話が短いのでさっくり読めて面白いです。一番すきな一文は「――かように退屈極まりない学び舎の一コマ。」。

2014/03/05

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