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みんなの秘密 (講談社文庫 は 26-8)

みんなの秘密 (講談社文庫 は 26-8)

みんなの秘密 (講談社文庫 は 26-8)

作家
林真理子
出版社
講談社
発売日
2001-01-17
ISBN
9784062730648
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みんなの秘密 (講談社文庫 は 26-8) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

吉川英治文学賞。 「秘密」をテーマにした連作短編集である。 みんなが隠している秘密を さりげなく 描く…ほの暗い秘密が 醸し出す 屈折した心の戸惑いが 上手に描かれ、 著者らしい世界が 現れる。 ありきたりだが、丁寧な 短編集だった。

2019/01/12

とし

林真理子さん、初読み。短編でありながら、前作で脇役で登場していた人物が、次の話では主人公にとバトンタッチされて長編小説のよう。登場人物がかけ離れた人たちでなく、自分の友人、職場の同僚、居酒屋、レストランで隣に座っている人等々、すぐそばに居そうな人誰もが様々な秘密を抱えて生きているんだと再認識する作品。

2015/04/08

ゆのん

男の裏と表、女の裏と表を描いた連作短編集。辛辣な内容の中にブラックユーモアを感じた。『こういう人いるなぁ』と思いながら読んだものや、不本意ながら共感出来てしまうものもあり短時間で読んでしまった。25

2019/01/21

もぐたん

大人の秘密の連作短編集。結局皆が隠し持っていたのは、誰かに認められたい、褒められたいというごく普通の感情ではなかったか。夫以外の誰かに、若い女に、ライバル視している隣家の婦人に、過去の自分に…。愛されたり、必要とされたりしたいと思うことは、罪なことだろうか。緩やかに繋がった12人の欲は、とてもまともで人間らしく感じた。★★★☆☆

2022/04/29

いしかわ

短編集だけれど、長編のような不思議な作品。一人、また一人と繋がっていき、それぞれの秘密が明らかになっていく。自分の親の不倫相手の友人の家族の…と、どんどんリンクしていって それぞれ人生が、それぞれ秘密があるっていう繋がり方は とても色濃くて印象に残る小説だった。男の単純さ、女のしたたかさが絶妙に描かれていて、ちょっと毒を含んだ作品。私の周りでは、どんな秘密が蠢いているのだろう。

2014/03/10

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