あでやかな落日 (講談社文庫 お 47-12)
あでやかな落日 (講談社文庫 お 47-12) / 感想・レビュー
KAZOO
逢坂剛さんの岡坂シリーズの長篇です。先日読みなおした藤原伊織の「シリウスの道」と似ているところもありますが、藤原さんのは企業内の構想を描いたのに対して、こちらは宣伝会社の顧客の電機会社を巻き込んだ企業間の争いをうまく描かれています。逢坂さんらしく、神保町の街のカレー屋やご自分の趣味であるギターについての蘊蓄なども語られます。これは週刊誌連載であったようです。逢坂さんが宣伝会社の役割について書かれていることに納得しました。様々な観点から楽しめました。
2018/01/07
背番号10@せばてん。
【1998_このミス18位】2010年4月23日読了。岡坂神策シリーズ第5弾。逢坂氏の作品の中では、プチ微妙…。
2010/04/23
ひで
業界やクラシックギターの勉強になりました。
2016/12/16
モリス
【97-18】700頁超のボリュームだが、それを感じさせない読みやすさでした。この作品ではさして大きな事件は起きませんが、広告業界に蠢く多くの人の思惑や少し捻くれた会話を愉しむことが出来ます。逢坂作品としては人気が低いですが、こういう感じは大好物ですね。
2015/07/06
てんぱい
さすが元業界人と云える件があるらしいが門外漢な自分はふむふむと流し読みしてしまった。あとがきで友人、故藤原伊織氏があるエピソードを披露しているが、実はこれは他書でも述べられている。よほど印象に残った事なのだろう。逢坂氏の人柄がよく分かる。浜西との奇妙な友人関係と、岡坂の気の利いた言い回しがとても良く、安心して読める一冊。
2016/01/04
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