いつか旅するひとへ (講談社文庫 か 79-1)
いつか旅するひとへ (講談社文庫 か 79-1) / 感想・レビュー
Happy Dragon 🐉
(^_^)v 歯に着せぬ物言いのジャーナリスト勝谷さんが、旅の本を書いていると驚き、思わず手にとった。 メディアで拝聴する限りの毒舌とは違い、文面からは非常に繊細で柔らかくどことなく優しさがにじみ出ている。ワインを紹介するソムリエのように、または詩人のような文章に私の知らない勝谷さんの新たな一面を伺える。 読み続けると、私と一緒に、旅しているかのように、語りかけてくれた。 非常に楽しい旅でした。勝谷さんのご冥福をお祈りします。 ありがとう! 感謝!
2022/05/05
灰猫
勝谷さんのセンチメンタリズムが全面に押し出された一冊でした。後の作品でもある「ディアスポラ」の端緒も見られた気がします。そして、やはりここではないどこかでという詩情は、素敵だと思わされる作品でした。
2016/06/20
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