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加筆完全版 宣戦布告 下: 加筆完全版 (講談社文庫 あ 88-2)

加筆完全版 宣戦布告 下: 加筆完全版 (講談社文庫 あ 88-2)

加筆完全版 宣戦布告 下: 加筆完全版 (講談社文庫 あ 88-2)

作家
麻生幾
出版社
講談社
発売日
2001-03-15
ISBN
9784062731126
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加筆完全版 宣戦布告 下: 加筆完全版 (講談社文庫 あ 88-2) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

上下巻、やっと読了。とてもとても時間が必要だった。とにかく難しかった。縦と横の連携やら系統関係が(汗)官邸・政党・国家間そして桜田門に公安。で、自衛隊・・98年の作品が今、空恐ろしいに尽きる。あり得ないことじゃないよね。その時の為の集団的自衛権とかでは無かろうが、前線に配置されても許可無く反撃は出来ないって、「壁になって死になさい」と云われた気がする。いつも頭でっかちのお偉いさんは机上の空論ばかり。あの国からは今後も目は離せないし、腐ったみかんは排除しなければならないが国民は何を誰を信じたら良いのだろう。

2015/10/09

koba

★★☆☆☆

2015/04/27

Willie the Wildcat

戦略?機知?結果論?終わりよければ全て良しを経て、喉元過ぎれば熱さを忘れる!?国防に正面から取り組む必要性を問題提起。非戦闘員は元より、戦闘員ももれなく同じ国民。命に違いは無い。有事法制と時限立法の齎す有効性と矛盾が、薬も過ぎれば毒となる感。諺がこれだけ頭に浮かぶ読後感が意味することを考えてみる・・・。軍司令・杉原の決断が数少ない痛快な印象。表題の「布告」を5W1Hの観点で考えると、興味深い気がする。国防だけの話ではないんだろうなぁ。

2016/08/22

まつうら

(上巻の続き)しかし後半、侵攻してくる北朝鮮潜水艦に向き合っている海上自衛隊の司令官、杉原は決断する。これ以上は官邸に付き合ってられないし、みすみす部下を殺すことになる。撃っても撃たなくてもマスコミや世論の餌食になるのだったら、自分は部下を守る判断をする。とても立派な自衛官で、このシーンだけには光をみたように思う。あとがきに著者の本作に対する思いが書いてあった。茶番としか思えない日本の有事法制の現実を広く知ってもらうための挑戦なのだという。読者の一人としてしっかり受け止めよう。

2022/01/18

drago @竜王戦観戦中。

普通の倍の時間を要したが、下巻は面白さが加速して一気に読了。日本の領土・領海で警官や自衛官が射殺されているのに、それでも反撃の許可すら出せない官僚や大臣たち。何のための自衛隊なのか。フィクションとは分かっていても血圧・脈拍が上がってしまった。 ゴーサインを出せない理由が規定が無いからなのであれば、なぜ今まで無いままにしてきたのか? その怠慢さに本当に腹が立つ。今でも同じなんだろうか? 今年のナンバーワン候補。 ☆☆☆☆☆

2014/07/19

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