黄昏の岸暁の天: 十二国記 (講談社文庫 お 81-8)
黄昏の岸暁の天: 十二国記 (講談社文庫 お 81-8) / 感想・レビュー
りゅう☆
泰王驍宗が登極して半年、早急ながらも着々と地盤を固めていたが轍囲に出兵した際、驍宗は行方不明に。死んだとも噂が…。また泰麒も消えた。深手を負った戴国将軍李斎が景王陽子に助けを求める。慶もまだ貧しい国。だが戴のために力を尽くす約束をした陽子。雁・範などの国の協力で泰麒の捜索へ。『魔性の子』で泰麒の蓬莱での出来事は知っていたがレンリンって廉麟だったのね。色々と繋がっていくスケールの広大さはさることながら、碧霞玄君の助言、天の条理、各国の麒麟や王たちのこと…全てが緻密で奥が深い。無力になった泰麒、隻腕の李斎。→
2020/05/24
七色一味
読破。慶国国暦三年、まだその足下すらままならぬ景王赤子のおわす金波宮に傷ついた騎獸と武人が現れ、戴国への助力を求めた──。蝕により遥か東方蓬莱に流された泰麒不在の戦乱の国戴と、できる限りの援助を行おうとする登極間もない景王陽子。『魔性の子』と表裏をなす十二国記の物語です。李斎、そして泰麒の、今後の運命がどうなっていくのか、非常に気になります。
2012/08/21
はらぺこ
泰麒の捜索と救出の話。 最初は、この李斎と『風の海 迷宮の岸』の李斎が一致しなくて誰か分からんかった。今後、戴国はどうなるのか、泰王・驍宗はどこにいるのか、偽王・阿選の意図は何なのか、裏切り者は誰なのかとか謎と心配は尽きない。 氾王と氾麟が登場。十二国の王って変わった人が多いなぁ。あっ、蘭玉のように見えた陽子が良かった。
2013/03/10
オカメルナ
30年近く王不在であった戴国に泰麒が戻り、泰王・驍宗が玉座に就いた。どんな国が築かれるのかと期待しながら読み終えた「風の海・・・」 わずか半年でこんなことになるなんて・・・ 必死に慶までたどり着き陽子へ助けを求める李斎に手を差し伸べようとする陽子。陽子の呼びかけに応じ延王・延麒をはじめとして他国の王や麒麟達が動く。驍宗はどこへ行った?阿選の目論見は何?麒麟の力を失った泰麒と碧腕とななった李斎の先に待ち受けているのは?う~気になる。初お目見えの氾王と氾麟。この二人も、なかなか強烈なキャラで面白かったな。
2013/04/03
いおむ
再読。表紙はこちらの文庫本。続きが読みたい~!!
2017/12/16
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