ミステリー倶楽部へ行こう (講談社文庫 や 45-3)
ミステリー倶楽部へ行こう (講談社文庫 や 45-3) / 感想・レビュー
Tetchy
本格ミステリ作家の山口雅也氏が早稲田大学在学中にミステリ評論家として各商業誌に掲載していた書評を集めた物。ほとんどが海外ミステリ作品で占められており、今では多くが絶版になっているため、興味を持っても手に入らないものばかりだが、最近復刊されている作品も散見され、案外今でも活用価値があるのが面白い。通常のミステリ書評に加え、独自の切り口で愉しむ遊び心も盛り込まれており、この人は本当にミステリが大好きだという思いが行間から滲み出ている。さあ、今宵私もミステリー倶楽部に行き、読書の愉楽に浸ることにするか。
2024/05/04
やまだん
山口雅也がデビュー当時からさまざまな媒体で書いたコラム,エッセイ集。紹介されている本が,海外ミステリ中心で,古典が多い。そのため,読んだことがある本の書評があまりなかった。読んだことがない本でも,面白く読める書評もあるが,山口雅也の書評は,ネタバレが少ないこともあり,読んだことがある方が楽しめる。ホームズ贋作展覧会だとか,ブランドの諸作品など,読んだことがある作品の書評は面白かった。読んだことがない本の書評はさほど楽しめない。読んだことがない本の書評が多く,トータルではあまり楽しめなかった(45点)。
2016/08/09
Gen Kato
80年代後半から90年代にかけてのエッセイ集。クリスチアナ・ブランド訪問記に感動したりする(当たり前だけど、まだご存命だったんだなあ)。浅羽莢子さんがちょっと出て来るのも嬉しい。
2018/09/14
しゅう
う~ん。C
2017/05/31
そーだ
や45-3 積読本消化。単行本版を偶然図書館で見つけて読了したのがちょうど10年前、中古の文庫版を購入したのが4年前。単行本を読んだとき程の感動はあまりなかった。
2024/06/26
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