密告 (講談社文庫 し 42-9)
密告 (講談社文庫 し 42-9) / 感想・レビュー
背番号10@せばてん。
【1999_このミス20位】2003年5月6日読了。小役人シリーズ。本書の主人公は川崎中央署生活安全総務係。自分が小物のためか、この『小役人シリーズ』は存外、好みであります。
2003/05/06
Walhalla
密告の濡れ衣を着せられた警察官が、真犯人を突き止めるといったお話しでした。 主人公の警官の『一市民である前に、一人の警察官でありたい』の言葉が、とても印象的でした。 ただ、頑張って600ページ弱を平らげたものの、登場人物に共感できる人がおらず、あまり気持ちのいい物語ではありませんでした・・・。
2017/07/10
ヨーコ・オクダ
結構なページ数。そのボリュームは苦ではなかったけど、読んでる時の気分が苦しかった(苦笑)濡れ衣を着せられ、どんどん追い詰められていく主人公・萱野。今回の件については潔白であるも、過去に「密告」という手段で先輩を引き摺り下ろした経験があるせいか、汚名を晴らすためのステップを踏んでいくストーリーを追っていても、こちらの気分はずっとどんより。そこへ独自の女心を押してくる女性が複数絡みつつ、警察官の保身、利権等、闇の部分にもクローズアップ。読み応えアリ!
2018/05/01
み
う〜ん。元は萱野さん自身にも原因があるような、それが理由でしょうか感情移入が…。
2014/05/21
crazy cool joe
正直主人公が気持ち悪い。萱野がこんな人間じゃなければ起こらなかった事件だと思う。最愛でも思ったけど、作者の主人公にする人間の人物像がずれている気がする。引いてしまって物語りに入り込めない。
2014/10/29
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