KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

猫の贈り物 (講談社文庫 さ 62-6)

猫の贈り物 (講談社文庫 さ 62-6)

猫の贈り物 (講談社文庫 さ 62-6)

作家
リー・W. ラトリッジ
Leigh W. Rutledge
鷺沢萠
出版社
講談社
発売日
2001-08-01
ISBN
9784062732109
amazonで購入する

猫の贈り物 (講談社文庫 さ 62-6) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Shinji

ミセス・ヴィさんちの猫「ぼく」の目線の日記。最近、ウチの車を好んで暖房代わりに使っている野良猫がいます。コイツかなり私の事を舐めてます!私の行動をよく観察してるようで、手の届く距離まで来てもなかなか触らせてくれません。上手いこと躱されます! まあ、ホントに猫が日記を書いてたら、こんな感じになるんでしょうね。淡々とした話が、後半に結構ブラックな内容が含まれていましたが、ラストは優しく暖かかった♪

2015/12/09

(C17H26O4)

「6月25日寝た。6月26日寝た。」の出だしに笑ってしまったのだが、呑気に笑ってばかりはいられない。主人公猫「ぼく」は自分の家のこと、ご近所のこと実によく観察している。母娘喧嘩ばかりする家。父親に虐げられている男の子。痴呆らしき老女。猫を何十匹も飼う病的な女性などなど。猫にとって人間界のことはある意味他人事だから、事実を淡々と日記に綴っているだけ。「なぜ人間は重要でないことについてばかり言い争いをするのだろうか」と。うちの猫が日記をつけたらどんなだろう。ご飯のこと。寝たこと。遊んだこと。あとは?怖い怖い。

2018/03/24

ユズル

猫飼いの皆さんも、猫好きな方も楽しく読めます。日記形式で読みやすい。日付によっては『寝た』で終わるがウケる(^ω^) 後半、あれよあれよという間にドラマちっくになり、ひょっとしたら事件…と思うのだけども…(^^;)))まあ、読んでみてください。あれよあれよという間にドラマが始まる様を!

2017/12/07

田中寛一

ミセス・ヴィと暮らす猫の日記。猫が小さな町の人々の様子を書いている!ある日などは「寝た。」とだけ。中には猫に臭い息を吐く人も。猫と仲良くなるには猫がしてるように「お互いに鼻をつけて、吸う」ことだと教えてくれる。近所の人々の穏やかな様子、喧嘩の様子、年取って思うようにならない人の様子、近くの犬の様子など。「犬は考えたりしないが猫はいつも考えている」のだと。終盤はミセス・ヴィのできごとで猫たちも大変なことに、そして、・・・。

2020/02/27

くわずいも

再読。人が猫に対等に話しかけるのが気持ちいい。どの登場人物も自由でのびのびしている。

2020/08/13

感想・レビューをもっと見る