柔らかい棘 (講談社文庫 か 82-1)
柔らかい棘 (講談社文庫 か 82-1) / 感想・レビュー
tsukasa_oishi
ひさしぶりにリーガル・ミステリを読んだ。やっぱり法廷での戦いはエキサイティングだし楽しい。現代において、実際に弱者を守って悪人をぶちのめすことができるのは法廷だけなのかもしれない。作中でも語られているけど、弁護士というのは依頼人に忠誠を誓った騎士なのだ。もちろん、これは理想なのだろうけど、まったくその通りだなと感じてしまう。法律というのは弱者が強者と対等にやりあうための大切な武器だし、その武器をうまく使いこなすのが弁護士という名の騎士なのだ。被告の医師を糾弾するクライマックスのシーンでは、実際に主人公のピ
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