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大江戸生活体験事情 (講談社文庫 い 10-19)

大江戸生活体験事情 (講談社文庫 い 10-19)

大江戸生活体験事情 (講談社文庫 い 10-19)

作家
石川英輔
田中優子
出版社
講談社
発売日
2002-03-01
ISBN
9784062733908
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大江戸生活体験事情 (講談社文庫 い 10-19) / 感想・レビュー

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rouningyou

⚫︎江戸の不定時法で生活し、明かりは行灯、着物を着て筆で文字を書いて江戸の生活を体験してみるという本書、不便なことも多かったろうが実際やってみれば、食料さえなんとかなれば割合簡単に慣れてしまいそうな気もする。⚫︎けど、この現代のエネルギー使い放題を戒め、低エネルギーの豊かさを教え、経済効率ばかりの貧しい文明を批判する本書、実は原子力発電推進の天下り財団が出してる「原子力文化」という月刊誌に連載されたものだった⚫︎明六つ暮六つは大体日の出日没、と単純に思っていたが実際は寛政暦では太陽の中心が地平線7度21分

2015/03/21

木々 孝太郎

江戸時代の生活で幾つかピックアップし実際に体験をしてみたというレポート的な本。個人的に着物で生活をし現代が大嫌いな身なので、一々「そうだそうだ!ばかやろー!!」と思いながら読めた。現代が大好きな人には説教臭い本かも知れない。

2012/01/16

sheemer

再読だがこんなに面白い本だったとは驚きだ。不定時法時計・火打ち石・行灯・太陽太陰暦などについて石田がテクニカルに、田中が実践実感的に記載している。 昔の低エネルギーな生活と自然の整合・合理性を再認識する。モグサの火口や行灯の自作など理科実験的な面白さもある。 昔の絵も意外に多くて、何回読んでも楽しいジューシーな本だとわかった。デジタル化したのでいつでも読めてうれしい。 和文化はメリットもデメリットもあるが、実践者のメリット解説は説得性が高い。親孝行のエネルギー効率も興味深い視点だ。お薦めできる一冊。

2019/01/18

菜巳

江戸時代の生活がいかにエネルギー消費が少なかったかを紹介している一冊。 知識と技術と手間をかけての生活ではあったが、無駄の少ない生活であった。着物や木製品の話や、暦や時刻法が自然のリズムに忠実だったこと、行灯の話、書くことについてなどが展開されている。 昨今、健康と自然の関連が指摘されているが、実にお天道様に忠実に生活を送りたいと思わせる一冊だった。着物も元々興味があるので、そこもだいぶ惹かれる。

2015/12/23

しみず

とっても面白かった! 暮六つはともかく明六つが早すぎて吃驚した。冬至でも7時前には起きるのかあ…。蝋燭行灯くらいなら、自分でも体験できるかもなって思いました! あと着物! 昔の着物ってだるっとしてて素敵!

2015/10/08

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