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垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫 や 45-4)

垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫 や 45-4)

垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫 や 45-4)

作家
山口雅也
出版社
講談社
発売日
2002-03-01
ISBN
9784062733946
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垂里冴子のお見合いと推理 (講談社文庫 や 45-4) / 感想・レビュー

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hit4papa

主人公である妙齢の女子がお見合いをする(関わる)度に事件の巻き込まれる連作短編ミステリー。奇妙な死体発見、人体消失、不可解な突然死、死を誘う男、の四話=4つのお見合いです。お節介な親戚のおばさんがお見合いを持ちかけるところから始まり、事件が発生、そして意外な真相が明らかとなり解決というパターンでストーリは展開します。一見地味な主人公垂里冴子(すいりさえこ!)が、おしとやかに事件のからくりを解明するのですが、ゆるゆるな設定とはギャップのある本格ものが愉しめます。テレビドラマにするなら「お見合いデカ」かな。

2019/05/01

はらぺこ

事件が意外とあっさり解決するので、お見合いに至るまでが長い気がした。もしかすると雑誌か何かで連載してたものを1冊に纏めたのかも知れませんが、垂里空美の車の件と伯母の人見合子の人柄などの件は毎回出てくるので続けて読むと正直ウザかったです。

2017/05/08

森オサム

垂里冴子シリーズ一作目。明るいキャラクターと軽い会話ですいすいと読ませる作品。なので、日常の謎ものかと思いきや結構重めに殺人事件が連発します。少々残念だったのは、雑誌連載を纏めた物なのか毎話同じ説明が繰り返されるので、仕方が無いですがややくどく感じた所かな。冴子さんが解く謎は、観察やちょっとした気付きで解決される物で、ライトな世界観に合ったライトな謎。面白く読めましたので、仲良し三兄弟の次なる推理も楽しんで行きたいと思います。が、冴子さんの婚期はまだまだ遠のくと言う訳なんですね…。

2023/10/11

はる

ミステリーとしては正直物足りないけど、兄妹がドタバタしながらお見合いに向かって行く姿はコメディぽくてよかった

2021/10/05

ピップ

伯母から次々とお見合いを持ち掛けられ事件に巻き込まれる連作短編集。主人公の名前が「すいりさえこ」だったり、賑やかしの次女にワトソン役の弟など、連作短編らしいシチュエーションです。よくもまあお見合いのたびに事件に巻き込まれるものだ、という意見には「先祖がかけられた呪い」で一発解決(笑) この手の小説に感じる違和感がなく、抜かりなく丁寧な小説と感じました。 ミステリー部分はもちろんですが、登場人物が繰り広げるドタバタコメディも素直におもしろかったです。

2020/12/19

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