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ねこの恋 (講談社文庫 お 88-1)

ねこの恋 (講談社文庫 お 88-1)

ねこの恋 (講談社文庫 お 88-1)

作家
大石静
出版社
講談社
発売日
2002-04-01
ISBN
9784062734134
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ねこの恋 (講談社文庫 お 88-1) / 感想・レビュー

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mae.dat

『ねこの恋』とは、生きとし生けるものの温もりの意。と、ねこに絡めた哲学(?)迄説いているのに、純然たるねこねこエッセイとは違うのね。寧ろねこ描かれて居ない(ó﹏ò。)。全25篇。粗野な話題が中心だよ。粗野と言うよりは、男女の仲の話ですよね。そんな事情には関心無いですよ。もっとオサムとマコトと、新参者のみどり。そしてご主人が愛猫に接する様子を描いて欲しかったかも。猥談何ぞはは要らないんだよ。個人的には(´๑•_•๑)。

2023/12/19

あつひめ

タイトルと表紙でねこの物語か?と思いきや・・・これほど人間を細かく時には大雑把に分解して奥の奥まで覗いている人っていないんじゃないか?と思った。若い頃観たドラマの脚本化の生の声と言おうか。大石さんと様々な業界人や編集者友人との会話に隠れたヒントを上手に拾って・・・いつか脚本に使うのかな?と思うような素敵な言葉や生き方がいっぱい盛り込まれている。私の生き方も大石さんによってやっとちょうどよい言葉を見つけたような気もする。大石さんのファンになった。

2010/04/08

LaVieHeart

現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」の脚本家のエッセイを読んでみようと思って、表紙の猫に惹かれて手に取った1冊。猫はほぼ関係なく、「言葉を拾った」と仰るがほぼご自身の恋愛観の話で、「またこの話?」と途中で飽きてしまった。 「婚外の恋」とか言い換えたところで所詮不倫は不倫、たとえ一夫一妻制に無理があろうと、法で定められている以上は嫌な思いをする人がいるのだから、著名人が美化して大衆の耳目に晒すのは如何なものかと思った。

2024/04/08

あつ子🐈‍⬛

「子供を迷うことなくこの世に産み出す人たちは、どんなことを考え、どんな人生観を持っているのだろうか」「イデオロギーのために命を捨てる人もいるだろうが、それだって多くの人間のためであるとともに、ひいては自分のためでもあるわけだし、もちろん、わたしにそのような命を懸けるイデオロギーはない。 そう思うと、わたしには、自分より大切なものはないのだと、つくづく思った。 たぶん、人間にとって、自分より大切なものは、自分の子供以外にないのではないだろうか?」

2017/09/04

にんにん

『ふたりっこ』の脚本家とは知らず、表紙の猫の写真だけから選択。内容は、筆者が拾った言葉を基に考察したことを書いたエッセイ。などというと、何だかつまらなくなってしまう。だが、筆者のポリシーは、実にハンサムレディの極み。生年を見ると学生運動の尻尾世代でありウーマンリブの意識改革という洗礼を思春期に受けた世代。女という卑屈さが無いのはそのお陰だろう。若いうちから癌と闘って来た人生も、見方、考え方に影響しているのかも知れない。クールでシビアな中に人間の煩悩と弱さをしっかり受け止め、なにより猫に甘いところが素敵だ。

2013/12/28

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