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ペルシャ猫の謎 (講談社文庫 あ 58-10)

ペルシャ猫の謎 (講談社文庫 あ 58-10)

ペルシャ猫の謎 (講談社文庫 あ 58-10)

作家
有栖川有栖
出版社
講談社
発売日
2002-06-14
ISBN
9784062734509
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ペルシャ猫の謎 (講談社文庫 あ 58-10) / 感想・レビュー

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nobby

作家アリス9作目にして国名⑤これは噂の通り、シリーズ異色作とか外伝として楽しむ短編集で、本格とか正攻法なミステリ期待すると拍子抜けかも…それでも地味な展開をじっくり読ませながら、「わらう月」とか「悲劇的」など最後の一文でユーモア残していくのはサスガ♬一番の衝撃は火村もアリスも登場しない「赤い帽子」その理由をあとがきで知って納得、さらには刑事達の熱い捜査に胸躍らされて大満足!さて表題作の問題作判定はいかに!?うーん、唐突に後出しなソレは唖然で苦笑かな…まぁ作家自ら言明している時点で認定済なんだろうけど(笑)

2021/01/10

🐾Yoko Omoto🐾

国名シリーズ第5弾。今作はロジックものとしての完成度よりも、「火村&アリスファンのための短編集」とでも名付けようかといった趣の作品が多数集められている。シリーズではアルマーニでお馴染みの森下刑事が主役の「赤い帽子」、作家の朝井小夜子が登場する「暗号を撒く男」、火村助教授の人となりを掘り下げた「悲劇的」「猫と雨と助教授と」などサイドストーリー的な作品がファンに嬉しい。幻想とリアルが混ざりあった雰囲気の「わらう月」が白眉。倒叙風の展開とも非常にマッチしている。また千街氏の的確且つ論理的な美しい解説も必読。

2014/03/17

ダイ@2019.11.2~一時休止

作家アリスその9&国名その5。短編集。番外編的な赤い帽子・猫と雨と助教授となんかがイイ。

2013/10/17

胆石の騒めき

(★★☆☆☆)確かに、これは本格ミステリの短編集ではなくて、外伝集だ。表題作は、完全にミステリとしてはアウト。目くじらを立てることもないと思うけれど、それでいいのであれば何でもありじゃないかな。ただ作者も書いているように、これまでの同シリーズの積み重ねがあるからこそ成立する作品なのだろう。ペルシャ猫の「ペル」がひどい目に合わなくて良かったと思うばかり。そして、大阪府警の機関紙に「有栖川有栖」の作品が掲載されていたことは面白かった。名探偵は登場せずに、警察の地道な捜査が実を結ぶ作品ばかりではないだろうか?

2018/08/23

五右衛門

読了。安定のお二人のやり取り。短編集でありながら各短編工夫が込められてそれぞれ楽しませてもらいました。中でもいつもの主人公がいつ出てくるのかそわそわしながら読んでいたのですが出てこないまま終わってしまい暫し呆然となりましたがいつも脇役の刑事さんが閃きと緻密な捜査で犯人を追い詰めて行く様が意外とワクワクしました。あとがきで分かりましたが本物の警察からの依頼作品だと…ナルホド。国名シリーズ追いかけます。

2020/02/06

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