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ウロボロスの偽書 上 講談社文庫 た 27-2

ウロボロスの偽書 上 講談社文庫 た 27-2

ウロボロスの偽書 上 講談社文庫 た 27-2

作家
竹本健治
出版社
講談社
発売日
2002-06-01
ISBN
9784062734585
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ウロボロスの偽書 上 講談社文庫 た 27-2 / 感想・レビュー

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空猫

連載小説の体だが,これは作中で連載されているものと同名・同内容(?)という設定。そのなかに筆者を含む実在の人物が登場したり,架空の人物と思われる者が物語中の現実には実際に居るという展開になったり,前の章の記述は事実ではないと否定したりしながら進むので,何が作品中における本当なのかはさっぱり分からず,話を整理しようにも手順が多すぎると感じて諦めて深く追わずに読んでいる。大筋が殆ど分からないなりにも出来事の連鎖が面白く,誰も彼もが本心を吐露しありのままを暴露しているのに読者含め誰も何も分かってない感じが新鮮。

2017/10/30

マッピー

現実と虚構が混じり合うメタ小説と聞いていましたが、意外にもとても読みやすかったです。ただ、殺害シーンが必要以上にグロテスクで、そこに至る犯人の心情などが描かれていないので、余計におぞましく感じました。ミステリですし、上巻ですし、何をどう書いたらいいのかわからなくて困ります。雑誌連載という態で章立てされています。犯人の手記、作者の日常、そして本来の小説部分(芸者の話)。最終的には小説部分も現実部分に侵食してきます。まさしくウロボロス構造???となりながら、下巻に続く。

2023/07/29

ヒロユキ

現実と虚構があやふやになっていくこの感じは好きだ。3つのストーリーがだんだんと絡み合って…なんてワクワク♪しながら読み進めたのに…以下、下巻…。

2013/12/31

シアン

(図書館本)メタミステリ。冒頭の一文に爆笑。しかし、その後に書かれた3つの物語は、どれがベースの話で、どれが連載の話かの境界が後半になるにつれ曖昧になってくる。また、作中には、実在の作家が多数登場するのが面白い。総括は下巻にて。

2015/06/24

儚俣

どれが本当でどれが嘘か。次第に境界線は曖昧に。確かなのは小川菜摘が個性的美人アイドルとして描かれているということ(笑)古い古い。

2015/11/16

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