タナトス・ゲーム: 伊集院大介の世紀末 (講談社文庫 く 2-35)
タナトス・ゲーム: 伊集院大介の世紀末 (講談社文庫 く 2-35) / 感想・レビュー
marumo
再読。「そんな現実なんか、あたし要らないわ」 そうなんだよね。みすぼらしくて、美しくないそんな現実なんかより、自分の幻想の王国にひきこもっていたい。誰もかまわないで、なんだよ。私は創成期の「JUNE」の頃にこの世界に耽溺していて、無様な自分の現実にがっかりしていたなぁ。「タナトス」という言葉も栗本薫で知ったのだった。危うくて、足腰弱くて、憧ればかり強くて、焦ってて、、十代の頃の感覚を思い出した。しかし、この表紙はヒドイ!!
2018/03/20
kagetrasama-aoi(葵・橘)
伊集院大介シリーズの第十六作目。”天狼星シリーズ”を読んで伊集院大介から一旦離れたので、今回正真正銘の初読、うーん吃驚しました(笑)。将に世紀末に出版された本書、バブルが弾けた後とは言ってもまだまだ香りが漂っていたあの頃。私も実はコミケに行って或るジャンルの薄い本を買い捲る程度には……多くは語りませんが(爆)。だから、この雰囲気とか心情とか「わかるなぁ!」って感じです。作者さま良くぞ書いて下さいました。時代の徒花と言われるのかもしれませんが、こういう世界が本当にあったことを残して下さったんですから。
2017/04/09
kaizen@名古屋de朝活読書会
美少女風男子同士の関係を女性が描くという意味のヤオイ。 栗本薫も手を染めたらしいというヤオイ。 伊集院大介が,ヤオイの世界に巻き込まれるのが面白い。 ヤ:山なし オ:落ちなし イ:意味なし というのが,どうしてboys loveなのかの解説が欲しかった。 本書には、あとがき,解説の代わりに, 本人である中島梓の関連文献を参考文献に上げている。
2011/08/13
シーラ
実際のヤオイっ娘達は、これに共感するんだろうか、反感を覚えるんだろうか。
2013/06/27
lobking
追悼用として読んだ。参考文献に中島梓著作を挙げるなと言いたい。他、いろいろな意味であやうい。
2009/06/02
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