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最悪 (講談社文庫 お 84-2)

最悪 (講談社文庫 お 84-2)

最悪 (講談社文庫 お 84-2)

作家
奥田英朗
出版社
講談社
発売日
2002-09-13
ISBN
9784062735346
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最悪 (講談社文庫 お 84-2) / 感想・レビュー

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ehirano1

読ませますねぇ、奥田先生!出てくる人物が全くのどいつもこいつもで、king of kingならぬunhappy of unhappyの王座決定戦。読み進めるにつれて先が読めてしまい、且つ案の定の展開に読者として気持ちは沈むのですがなぜか読むことを止められません。 「いやなことがあるというのは、人生の真っただ中にいるという証拠だ(p235)」は印象に残りました。

2016/05/14

遥かなる想い

2000年このミス国内第七位。 3人の悲惨な人生がさりとて暗くなく楽に読める。軽快なテンポはよいが、どきどきする展開ではない。

2010/06/20

stobe1904

【クライムノベルの傑作】不況にあえぐ鉄工所社長の川谷、家庭環境とセクハラに悩む銀行員のみどり、そしてヤクザに追われる和也がふとしたきっかけで人生が暗転し始める…。何の接点もない3人の人生が、加速度をつけながら負のサイクルに人生が転がるさまは圧巻の一言。読み応え十分な反面、読むためのパワーが必要だが、結末の最悪からの再生が読後感の良さを与えてくれる素晴らしい作品。★★★★★

2022/10/15

イアン

★★★★★★★★☆☆負のスパイラルがエグい奥田英朗の長編群像劇。取引先や近隣住民からの理不尽な要求に苦しむ町工場社長・川谷、セクハラに悩む銀行員・みどり、ヤクザに追われる不良・和也。袋小路に追い詰められた交わるはずのない3人の人生が〝最悪〟の地点で交錯した時、事態は思わぬ方向へと動き出す。初読は学生の頃だったけど、社会人となった今読むと川谷の心情に激しく同化させられる。高さ1.5mのアンダーパスの伏線にもニヤリ。抜群のリーダビリティだったけど、解説で「惨憺たる出来」とまで酷評されたドラマも少し観てみたい。

2021/11/05

ダイ@2019.11.2~一時休止

3人の主人公たちがどんどん最悪な人生に転がっていく。読んでいるときの気分は最悪でも最後にチョッピリ持ち直したかな?

2016/04/27

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