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どんどん橋、落ちた (講談社文庫 あ 52-11)

どんどん橋、落ちた (講談社文庫 あ 52-11)

どんどん橋、落ちた (講談社文庫 あ 52-11)

作家
綾辻行人
出版社
講談社
発売日
2002-10-01
ISBN
9784062735728
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どんどん橋、落ちた (講談社文庫 あ 52-11) / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

綾辻行人といえば怖くて難しそうな人物というイメージがあったがそれを見事に覆してくれた。非常にお茶目な綾辻さん。自虐的なユーモアに溢れた異色作。ここまで自分を茶化せる人もなかなかいないよね。特に感心したのは導き出された結論が実際は違っていたという第三話。これはある意味凄いラスト。そしてそれを更に凌ぐげに恐ろしき磯野家、もとい伊園家の崩壊。これは長谷川町子ファンからクレームがつきそうな危ないお話。このブラックさがもうたまらない。関係ないけど流石私と同い年。なぜかこの方の頭の中が理解出来るような一冊でした(笑)

2017/08/16

🐾Yoko Omoto🐾

再読。各話読了後は「( ̄□ ̄;)!!」→「・・・」→「(。-∀-)ニヤッ」となる謎解きもので、マニアックな趣向が散りばめられた珠玉の?(笑)作品集。フェアとアンフェアのきわどい境目に焦点をあてたトリックが見事で笑える。綾辻氏の作家としてのバックグラウンドや、本書刊行当時の新本格に対する風当たりの強さなる事情を踏まえて読めれば相当面白い。U君にまた会えるような綾辻氏であってほしい反面、U君が再び現れてしまうような呪縛に囚われず自分の好きな作品を書いてほしい…なんて少し刹那な気持ちになってしまった。

2014/04/20

ダイ@2019.11.2~一時休止

短編集。某長者番組のパロディである伊園家の崩壊がイイ

2013/11/26

nobby

“フーダニット(犯人は誰か?)”一点集中の読者への挑戦集。まぁそこは綾辻さんだから一筋縄ではいかないのは分かっている訳で(笑)元々その種の挑発に乗らない主義の僕は気楽に存分に仕掛け楽しんだ。5篇ともにしっかり読ませて丁寧にフェアをアピールした上で最後に示される解答編は鮮やか!あまり関係ないと思わせて並べられた順番で読むからこそ何ともしてやられた感に脱帽!それにしても苦笑で止まらない衝撃は「伊園家の崩壊」での新堂さん超えるあちらの一家の悲惨な末路…何はともあれ、やっぱり文体だからこそで惑わされるのが大好き♬

2021/08/15

ミカママ

久しぶりの正当派(?)ミステリー。登場人物が少なく、謎解きもわかりやすかった。ってどれも私には回答できませんでしたが。「館シリーズ」が難解だったので、これも身構えて読み始めたのだけど、これは読みやすかった。

2013/12/30

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