今どきの教育を考えるヒント (講談社文庫 し 31-26)
今どきの教育を考えるヒント (講談社文庫 し 31-26) / 感想・レビュー
RiRi
一つ一つの章が短くて、語り口も親しみやすくて、思ったよりずっと読みやすかった。教育を考える、って固そうだけど全然そんなことないので広く多くの方に手に取っていただきたいなと思いました。教育関係者じゃなくても。教育って社会と切っても切り離せないんだなあとしみじみ。特に「何故売春をしてはいけないのか」の章は溜飲が下がりました。流石清水先生。大変勉強になった本です。
2015/03/17
Kaz
今から15年以上前に書かれた「今どき」の教育論。ゆとり教育導入直前で、当時の教育界の空気が一つの側面から、かなりディープに切り取られている。翻って現在。あのときの「ゆとり」論は何だったんだと考えた時、諮問委員会のお歴々の論は所詮小手先だったのだと言わざるを得ない。本書に書かれている内容は、現在でも十分通用する。教育の源って時代の移り変わりとは無縁なんだということを教えてくれる書物でした。
2015/01/17
Shingo Nagai
今どきの…と冠しているけど、要するに、昔も今も大して変わらないということが分かった。今どきの若者は…というセリフは明治、江戸はおろか、エジプト文明の記録にも残っていると、何かの記事で読んだことがある。自分も含め、今を生きる人たちは時代の波に翻弄されてはいるが、大人としては視野を広くもち続けたい。
2014/05/19
Tsuku
この人の教育を考える本はかなり面白い。悪者を作って「こいつが悪い!」と安易に糾弾するような事も無いし、納得させられる。
2014/03/29
冬至楼均
内容についてのコメントは差し控えますが、作家になる前に身につけた教養が作品ににじみ出るのだなあと言う感想です。
2011/01/12
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