手もちの時間 (講談社文庫 あ 74-4)
手もちの時間 (講談社文庫 あ 74-4) / 感想・レビュー
naotan
四季折々を通して語られる表現力豊かな文章にホッとした。特に食べ物がおいしそうw
2015/06/20
てくてく
美しい文章とはこういうことを言うのだろうかと思わせるエッセイ集。単に幸田露伴や幸田文のゆかりの人物による回想に留まらず、この人自身のものの見方に好感をもった。こちらから読んでしまったが、最初にまとめた「小石川の家」を読んでみたい。
2014/10/03
こまっちゃん
丁寧なくらし、美しい言葉。自分には無理だと分かっているのに、お番茶を焙じる焙烙が欲しくなりました。次は玉さんが手がけた幸田文全集を読んでみようかな。
2015/08/27
miya
そういやワタクシ幸田露伴の作品読んでないかも。忘れただけか?ほうじ茶について書かれた文が美味しそうでお茶をほうじて飲む生活に憧れ。
2010/12/14
あ げ こ
思いを寄せたすべての物事を優しい眼差しで見つめ、その一つ一つを丁寧に語る。ゆっくりと穏やかに流れる言葉。小気味よい幸田文の随筆とはまた違った魅力を持つ。『流れる』執筆当時の裏話、見覚えのある白い紬とにび色の話…母親への深い愛情が見えるものは嬉しい。だが彼女自身の色がしっかりと出ているものも読んでいて楽しい。自分の最も愛する幸田文作品が、青木玉の強い希望により世に出たものである事を知った喜び。読める幸せを噛み締める。
2013/06/23
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