青の時代: 伊集院大介の薔薇 (講談社文庫 く 2-36)
青の時代: 伊集院大介の薔薇 (講談社文庫 く 2-36) / 感想・レビュー
kagetrasama-aoi(葵・橘)
伊集院大介シリーズの第十七作目。私が大学に入学したのは70年代の半ばなので、このお話の舞台となった雰囲気を味わったわけではありません、それに私の通った大学はその時代でもノンポリの人の方が多かったみたいだし……。栗本氏は私より少し年上なので、後書にあるように大学時代やデビュー当時の思い出が「こうなんだぁ!」と改めて感じ入りました。そして栗本氏が舞台が大好きだったことも!伊集院大介の青春時代のお話、とても楽しく読みました。
2017/04/19
kaizen@名古屋de朝活読書会
栗本薫の原点が、いくつも本書の中にちりばめられているらしい. 本人によるあとがき(解説)、関係者からの証言によれば、 本書は、栗本薫の若き頃が詰め込まれているらしい. 学生劇団の女優「花村恵麻」が主人公で、 最後まで、伊集院大介は、あくまで脇役. 2度おいしい作品です. 他の栗本薫の作品にはない側面が読み取れる.
2011/08/13
シーラ
大物女優の回想という形で描かれる伊集院大介若かりし頃の事件。栗本さんの世界や才能や運命というもののとらえ方、描き方が好き。 女性はカリスマを引き裂くことができる―――オルフェウスを引き裂いたバッカスの巫女たちのように―――
2013/11/28
秋
最後まで、語り手である恵麻さんの外見イメージがもやもやしたまんまだったなあ。登場人物の外見は話的に全然重要じゃないんだけど。
2011/03/01
ソラ
【読メ登録以前読了作品】
2006/11/18
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