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妖奇切断譜 (講談社文庫 ぬ 2-3)

妖奇切断譜 (講談社文庫 ぬ 2-3)

妖奇切断譜 (講談社文庫 ぬ 2-3)

作家
貫井徳郎
出版社
講談社
発売日
2003-04-01
ISBN
9784062737272
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妖奇切断譜 (講談社文庫 ぬ 2-3) / 感想・レビュー

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Rin

最初のページから最後のページまで、血が流れる。そして中盤はなんとも気持ちの悪い描写が続く。そして、九条さんは前回から懲りないなぁという感じ。そして、問題の事件にはずっと悩まされた。死体については何かあるのだろう、とは思うけれど最後までわからず。犯人たちの心に関しては本当に恐ろしい 。愛するという気持ちが行き着く先、憎しみが行き着く先。それが行動として実現してしまう気味の悪さを味わった。これがある意味貫井さんらしさなのかも。何となく朱芳さんの病気が何かのかも気になりつつの読了でもありました。

2018/06/11

tengen

九条・朱芳シリーズ第2弾。今様三十六歌仙に描かれた美女たちが連続して殺される。バラバラに切断され寂れた稲荷神社で破棄されていた。九条は元公家で幼馴染み藤下から妹が殺されるのではないかと相談を受ける。珠子は三十六歌仙に選ばれていたのであった。そして珠子は行方不明になり、あくる日バラバラ死体が稲荷で発見された。美女たちの繋がりは?切断の理由は?なぜ稲荷に?「九条さん、切断面はどのようでしたか?」朱芳の推理が冴え渡る。☆彡切断殺人はこれがあるんですよねぇ。ナイショ・・・。九条の頼りなさに磨きがかかっている。

2014/05/29

じゅんぢ

次巻に続くという言葉を信じて次が出るのをずっと、待っているのは僕だけじゃないはず。せめて、蘇る死体の謎、朱芳の病気といった謎を明らかにしてほしい。

2018/09/03

ゆか

猟奇殺人系って事もあって、最初は不気味でハラハラする設定。グロイシーンも多いので、苦手な人は多いかも...。今回の犯人は全く推理出来ませんでした!!シリーズ物ですが、単品として読んでも問題はなし。続編に続くとありますが、出る気配はなし???っぽい。にしてもこの時代から好きな女性ランキング的な物があったんですね~。

2018/12/13

キムチ

そこそこの面白さで一気読み。でも、好みとしては山風さんに軍配が上がる。こちらは本格的筋に忠実?とか。あちらは荒唐無稽、嘘八百・・でも歴史にのっとる・・どちらも楽しい。昔読んだ江戸川・島田作品にも似通っていた。元医学生が美しい公家の子女に懸想して・・何か、春琴抄の香りもある。鈴木春栄描くところの呪いの三十六歌仙、解き明かしていくのは元公家九条、ヘボンの弟子やら黴毒、女の脚フェチ御家人崩れなど『明治』てんこ盛り。些か、グロなところは許すとしようかな。末尾「次巻ニ続ク」とあるがはて?

2015/09/07

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