青二才の頃: 回想の’70年代 (講談社文庫 し 31-28)
青二才の頃: 回想の’70年代 (講談社文庫 し 31-28) / 感想・レビュー
かしまさ
作品と作家は切り離して考えるべき、と思っている自分が、久しぶりにその人となりに興味を持った数少ない作家の自伝。80年代の終わり頃に生まれた自分はこういう記録でしか70年代以前を体験できない訳で、そういう意味でも楽しめた。時々エッセイに登場する奥さんが清水さんに負けず劣らず博識で、どこで見つけたんだろ、って思ったらそういうことだったのか。
2015/09/25
eijit
これまで自伝のような小説はあったので、上京して物書きになるまでの経緯は何となく知っていた。仕事のため、興味のなかったファッションについて詳しくなるくだりなど、妙に詳しいんだけど醒めた感じで面白い。
2015/04/24
bunca
七三分けイメージの清水さんが、若い頃長髪だったというのを想像すると笑いがこみ上げてきます。この時代を若いころに過ごしてきた人の70年代史は一般的なものと相違点もあり生々しさにあふれていました。いろんなタレント本のゴーストライターをやっていた話が興味深く、実際に本を読んでみたくなりました。奥様との馴れ初めなんかも出てきて面白かったです。
2011/02/17
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