マニアックス (講談社文庫 や 45-5)
マニアックス (講談社文庫 や 45-5) / 感想・レビュー
セウテス
【Mシリーズ短編集】第2弾。マニアックな人や、収集をテーマにした短編集。第1弾「ミステリーズ」より、ホラーテイストが強い作品が多い。謎解きより、不可思議な世界観を味わえる、「世にも~」の様な雰囲気。「モルグ氏の素晴らしきクリスマス・イブ」は、正にそんな世界に入り込んだ印象。一人ぼっちのイブを送って来た主人公、今年は女性が来て二人で過ごせると、心弾ませワインを用意。しかし、二人になる前に次々と人が訪ねてくる。他の作品も各々タイプの違う物語だが、不条理さとアメリカンテイストがマッチして、何かざらつく良い感じ。
2022/08/16
Bugsy Malone
コレクト・マニアとシネ・マニアに係わる7つの短編集。何処かで観た様な、読んだ様な、そんな気になりながらもついつい読んでしまう。「ミステリーズ」を読んだ時にも感じたロアルド・ダール劇場やヒッチコック劇場の香りのする懐かしさ、それに加えた意図したチープな趣。今作もとても面白かった。でも本当の「マニアック」は山口さんですね。さあ、残すは「モンスターズ」、楽しみです。
2020/03/06
ダイ@2019.11.2~一時休止
Mその2。短編集。次号に続く・割れた卵のようななんかがイイ。
2013/11/06
Yu。
ミステリーベースを基調とし、ウィットに富んだブラックユーモア&ホラーが愉しめる7つの不可思議短編集。海外作品を意識した作品が多いからという訳ではないが、特に印象に残ったのは、たった一人 無人島で漂流物採集に勤しむ女性の過去を探っていくインタビュアーの心情が描かれる純和風ダークネスミステリー「孤独の島の島」。非常に惜しかったのは、妻が出産間近の為息子と二人暮らしをする主人公、そんななかで多発する団地内での幼児連続転落事件と増え行く外国人との絡みの謎とは?「割れた卵のような」。
2015/08/01
ヒロくま
ホラーテイストな短編集。(孤島の島の島)や(割れた卵のような)ホラーな感じが良かった。
2015/03/24
感想・レビューをもっと見る