幻惑密室 (講談社文庫 に 24-10 神麻嗣子の超能力事件簿)
幻惑密室 (講談社文庫 に 24-10 神麻嗣子の超能力事件簿) / 感想・レビュー
セウテス
神麻嗣子の超能力事件簿第1弾。ミステリでは通常タブーである超能力が、存在する事を前提に密室などの殺人事件が起こる、西澤氏にしか描けない作品。今回は超能力によって屋敷の中に閉じ込められた状態で、その主人が殺害されるという事件が起こる。主人公神麻嗣子は、こうした事件の為に存在する超能力者問題~委員会、通称チョーモンインの見習い相談員。超能力が使われる中で、論理的に推理が成り立つ事は凄い設定だと思う。ただその為には、細やかな超能力の規則性が必要であり、また推理の為にかなりの説明が必要な事はクドイと感じてしまう。
2017/11/11
ダイ@2019.11.2~一時休止
神麻嗣子の超能力事件簿その1。SFでキャラものだけどミステリとしてもそれなりに楽しめた。
2014/07/28
じゅんぢ
羽原のキャラの個性が強すぎて真相、その他もろとも吹き飛んでしまった。あと、このシリーズは短編の方が面白い。
2018/06/11
momi
シリーズ長編!売れないミステリ作家と美人警部、そして超能力問題秘密対策委員会略して「チョーモンイン」の見習い美少女嗣子が超能力に関わる殺人事件に挑む!!海外ドラマなんかでありそうな設定!ゆる〜いコミカルミステリ!!今回は、ワンマン社長の屋敷に招かれた四人の社員…。そこで殺人事件がおきたり、気がつけば電話も通じない!外に出ることもできない!閉じ込められた社員達!!「密室」の謎です!個性的な登場人物たち!可愛すぎてちょっと恥ずかしくなる表紙!だけどしっかりミステリー!このシリーズ楽しめます!
2015/06/16
Walhalla
『神麻嗣子の超能力事件簿』シリーズの1作目です。時系列的には、この前話にあたる短編のお話が存在しているようですが、ここは刊行順に読み進めたいと思います。物語は、西澤保彦さんお得意のSF×ミステリーですが、超能力の有効範囲はきっちり決まっているので、イレギュラーバウンドを心配する必要はありません。安心して読めます。そして、あらゆる可能性をロジカルに排除しながら真相に近づく展開は、著者の作品の真骨頂とも言えますよね。続きも楽しみです。
2022/06/21
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