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艶めき (講談社文庫 ふ 38-3)

艶めき (講談社文庫 ふ 38-3)

艶めき (講談社文庫 ふ 38-3)

作家
藤田宜永
出版社
講談社
発売日
2003-07-15
ISBN
9784062738057
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艶めき (講談社文庫 ふ 38-3) / 感想・レビュー

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ふじさん

舅に出来た女友達を通して昔の恋人との再会を果たした和香子、女癖が悪く甲斐性のない別れた夫を思いきれない千絵子、偶然知り合った男と梅の古木を見に行く律子、結婚指輪を外したことで結婚詐欺の男に出会う雅代、思わぬ出会いでダイエットに挑む多鶴子等、いくつになって恋心はある、「オバサン」と呼ばれる年代になっても。誰かに愛されたい、誰かを愛したいという思いは、きっと死ぬまで消えることはない。平穏な日常の中でも、女の心はほのかに心の奥底で燃えている。さすが、藤田宜永は女性の心理描写が上手い、女心の分った作家の作品だ。

2022/10/27

MIKETOM

女たちの全七編。既婚ありバツあり(死別・生別)の四十代の女たちが男(新顔・昔の男等)と出会う。当然様々な葛藤と逡巡に悩むのだが、最後の決断を下す時にはもう迷いはない。新しい道を歩むにしろ元鞘に戻るにしろ清々しいほど潔い。こういう点にかけては男のほうがずっと女々しいような気がする。六話それぞれにいいのだが(『うどん』は個人的に好きではない)ラスト二編に妙に共感した。『女の支度』女はモデル風ガリガリ体型に憧れるが男はポチャ好きなのも多い(←俺もそうだし)。もっと自信を持ちなさい。→

2024/06/02

kozy758

中年女性の恋物語もなるほどと素直に面白かった。『うどん』『扇子の秋』『ちぎる』が特に心に残った。若くもなく、老いてもない女たちの揺れる心がまぶしく、愛おしかった。

2015/09/10

じいじ

7編の四十路の女心を描いた短編集。 藤田宜永ならではの「女の恋心」が描かれている作品。 ★★☆

2012/06/13

FumiSUN

☆7

2017/12/15

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