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もう君を探さない (講談社文庫 し 67-2)

もう君を探さない (講談社文庫 し 67-2)

もう君を探さない (講談社文庫 し 67-2)

作家
新野剛志
出版社
講談社
発売日
2003-08-01
ISBN
9784062738187
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もう君を探さない (講談社文庫 し 67-2) / 感想・レビュー

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再び読書

昔の教え子のヤクザの本間と高梨との妙な関係が気になる序盤と、本間が殺されてから、謎が謎を呼ぶ感の中盤、最後はパズルが埋められて解き明かされる謎に引き込まれていく。アポヤンシリーズからは想像できないハードボイルド。しかし、いつも感じるのは、ハードボイルドの主人公は、痛点が少ないのでしょうか?酷い目にあっても痛く感じない。結構痛みを感じるハードボイルドも読みたい気がします。でも、この厚さを感じさせない展開に作者の筆力わ感じます。「八月のマルクス」も読みたくなりました。

2015/07/22

sken

元暴走族で教え子に自殺された経験のある教師が、教え子の失踪と友人のヤクザの殺害を調べていくが……という話なんですが、友人のヤクザっていうのも、かつて家庭教師をしていた相手であり、かつその妻と不倫関係になっていたという過去を持っていたり、主人公の父親もかつて教師で、本人の目の前で子供を救ったあげくに自分は溺死していたりと、ちょっといろんな要素を盛り込みすぎた感があるような気がしますっす。もっうちょっとシンプルな方が好みではありますが、クライマックスの部分はいい感じで楽しめましたぃ。

2013/04/08

みすまりも

女子高の教師が、家出したらしい生徒の行方を追う。昔の教え子で今も不思議な因縁で結びついている現役やくざの死、そこに係っているらしい行方不明の生徒、自殺したかつての生徒…それらが幾重にも絡まり二転三転しながら話は進んでいく。暗い…重い…でも一気に読んでしまいました。主人公は醒めてるのか熱いのかがよくわからないままだったけど、終盤の畳み掛けるような展開は楽しめた。

2013/08/30

うりゃりん

「あぽやん」を先に読んでしまっていたので、あの軽妙さとのギャップに戸惑った。日本人しか出てこないし、それぞれのキャラクターが全く異なるにも関わらず、人物相関が掴めず苦労した。時系列があちこち飛ぶのもわかりにくい原因だったかと思う。「八月のマルクス」までは購入済みなので読むけれど、「罪」はどうするかなぁ。それより「あぽやん2」の方が読みたい気がする。

2012/06/29

isao

久々に新野作品を。 題名とはうらはらに、探しまくりじゃないか! けれど、ラストでようやくスッキリ。うむ、そう探さなくてもいいんだよ。 主人公の先生は、かっこいいし強いね。こんな先生いるのかな。 イメージとしては「夜回り先生」の水谷さんを若くした感じかな。 まぁ、いろいろな要素が絡み合ってて、単純なストーリーだけど読みごたえはあった。 10年ぐらい前の作品だからその当時の世相が思い出され、懐かしく感じたよ。 ボクも森の中で文庫本を広げてみたいなぁ(笑)

2012/04/28

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