日本国債(下) (講談社文庫 こ 49-4)
日本国債(下) (講談社文庫 こ 49-4) / 感想・レビュー
Sato
伏線回収の下巻となると思い読み始めたが、バタバタした感がいなめず。スピード感ととらえれるも飛び過ぎてる。総理大臣まで話が行くのならオトナの恋愛どころはいらなかったな~ディーラーの駆け引きやハラハラするところもっと欲しかったな~っと偉そうなことを言ってみる
2017/02/25
がんちゃん
JGBのマーケットは、私もやったことがないので、わからないことも多いのですが、登場人物達が言っているように、為替や株に比べて地味ということは、決してないと思います。同じことを為替でやろうと思ってもなかなか難しいと思いますが。 LIBORの不正なプライシングもおんなじような感じはしましたけどね。 マーケットから離れて10年以上になりますが、あの緊張感を思い起こしました。今のブル相場にも関わらず、実際のマーケットも下げているかと思ってしまうほど、スピード感のある描写でした。
2015/03/25
はと
マーケットがダーッと動いてすごい勢いで売ったり買ったりしている駆け引きの場面は迫力満点。「無能な政府の財政的ビジョンが、国債乱発という安易な手段に頼りすぎ、しかもその国債の発行が、いかに不安定な現状に依存しているか。」日本国債な根本的な問題は、もちろん今も同じ。それにしても、さまざまな機関が国債を買っているようで、つまり、自分もぼーっとしていると、間接的に日本国債買っているなんてことになるってことか!無責任垂れ流し放題の今の日本政府にお金貸すなんて絶対嫌だなー。
2013/06/15
ララ♂
読了
2022/03/04
唐辛子仮面
初稿は1998年だそう。冷めたピザと言われた小渕内閣時代。あれから約20年。小説に描かれた国債を取り巻く環境は変わったのか相変わらずなのか。小説で予想されたようにプライマリーディーラーは導入された。2004年のこと。2016年6月には某メガバンクがプライマリーディーラー返上で衝撃が走ったとのこと。そして、消費税率引き上げ先送りから税収の減少、社会福祉の支出増加で、2020年のプライマリーバランスの黒字化が厳しくなったというのが今日の報道。
2017/01/26
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