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百合の心,黒髪 その他の短篇 (講談社文庫 つ 27-1)

百合の心,黒髪 その他の短篇 (講談社文庫 つ 27-1)

百合の心,黒髪 その他の短篇 (講談社文庫 つ 27-1)

作家
辻原登
出版社
講談社
発売日
2004-01-01
ISBN
9784062739405
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百合の心,黒髪 その他の短篇 (講談社文庫 つ 27-1) / 感想・レビュー

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メタボン

☆☆☆★ ミステリー要素が強い「百合の心」は幸福の卵を売る販売員が怪しすぎるし、私立探偵も振り回されている。不動産屋に兄妹が追い回される「野の寂しさ」母親がやかんをガスにかけっぱなしではないかと気になって息子が映画館から家に向かう「はらんきょ」はホラー要素が強い。「黒髪」は文学史にかかる講演が入れ籠構造となっており、なかなかマニアックな作品となっているが、この手の作風は丸谷才一の方が一枚上手か。

2023/06/08

KAZOO

私の好きな映画関連の作品がありこの作品集は何度目かですが、気に入っています。「黒髪」はある事件から派生した表題についての古代文学作品から最近字までの作品について評論している感じがします。独特の趣がしています。

2014/08/24

kuukazoo

いやー、わけわからん辻原登初期作品笑。『百合の心』『はらんきょ』『野の寂しさ』は謎のドライブ感。怪しい運転手(辻原登)の車に乗せられてがたがた揺られつつ一体どこへ行くのーという不安と高揚。『野の寂しさ』は、子供の頃にみた恐い夢が現実を侵食するような、子供だけに何が現実で何が夢かわからなくて、逃げまどい隠れ追い詰められる感じが痛いくらい。できるなら悪い夢から覚めて、平穏な日常であってほしいと。

2019/02/14

cobalt

「野の寂しさ」ゴイスー。

2013/01/29

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