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13人目の探偵士 (講談社文庫 や 45-6)

13人目の探偵士 (講談社文庫 や 45-6)

13人目の探偵士 (講談社文庫 や 45-6)

作家
山口雅也
出版社
講談社
発売日
2004-02-01
ISBN
9784062739610
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13人目の探偵士 (講談社文庫 や 45-6) / 感想・レビュー

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セウテス

1987年ゲームブックとして誕生した本作は、実質的な作者デビュー作であり、小説として改めて再刊された作品です。キッド・ピストルズシリーズの特殊な設定を楽しむ上でも、最初に読むと良い作品です。主人公は記憶喪失の状態であり、三人の探偵士の誰に仕事を依頼するかで、ストーリーが変わってきます。連続殺人犯「猫」とは、いったい誰なのか、記憶を失った私は何者なのか、ミステリ好きが喜ぶ謎とトリックが、これでもかと入っているがスッキリと纏まっています。三人分の物語にしても充分に楽しめ、作者の多次元的感覚の鋭さに脱帽します。

2017/01/29

ダイ@2019.11.2~一時休止

キッド・ピストルズその2。ゲームブックのリメイク?。ゲームブックだった名残もあって面白かった。

2013/10/31

aquamarine

3人のどの探偵に事件を依頼するかで3つのストーリーに分岐するというちょっと変わったつくりだと思ったら、元はゲームブックだそうです。ゲームブックは読んでいてゲームオーバーになってもすぐ元いたページに戻れないので自分で分岐のメモとかとって読んでた覚えがあります。若い方は知らないかもしれませんね。テレビゲームのRPGの元でしょうか。さて、主人公は記憶を失っていて密室ありダイイングメッセージあり、となかなか魅力的な設定です。作りから微妙に思う部分もありますが割り切ってこの形を楽しむのがいいのでしょうね。

2015/05/31

ヒロユキ

最後まで読んで、なるほどそういうことかと。分岐やら色々と惑わされてしまいました。現物を読んだわけじゃないけれど、ゲームブックを一本の長編に上手くまとめるとこうなるのかなと思います。

2011/12/01

lucifer

〝パンク界のアダムとイブ〟キッド・ピストルズ&ピンク・ベラドンナシリーズ2作目。パラレル英国で探偵士達が“猫”という殺人鬼に次々と殺される。その12人目の被害者と共に密室の中で〝私〟は“記憶喪失”の状態で目覚める。今作は、元々ゲームブックだったものを再編したものなのでそこかしこに名残が見て取れるが、機能はしてないので小説に振り切った方が読みやすいのだろう。このスタイルにも面白みは無くはないが、話と“猫”〝私〟の正体と真相が抜群に面白かった分、なにか勿体なさを感じた。でも、全体的に面白かった。

2023/08/28

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