テンダーワールド (講談社文庫 ふ 62-2)
テンダーワールド (講談社文庫 ふ 62-2) / 感想・レビュー
ハルクイン
初出が2001年。ITが盛り上がり、進化しつつあった頃だろうか。それにしてもタブレットといい、とてつもない世界観となっている。しかし、イツロベの要素は出ているものの、格段にサイバー的なものが増している。追いついていくので精一杯な感があったな。
2016/06/11
浅貝めぐみ
前作に当たる『イツロベ』は、オカルトと神話とSFがうまく融合されていて、今作の場合はそこにミステリー要素が加わった感じ。というか、ほとんどSFとミステリーで、前作と関連があったのは、ゴスペルと鳴海の夢の内容くらい。続編というよりは同シリーズ。でも、なんだか中途半端感があってモヤモヤ。世界が崩壊するから、何も解決されてなくても問題ない、ということ? とりあえず、この続きにあたるらしい『アークトゥールス』を読んでみないとわからないかも。今作ではあまり出なかったツォロスティアが主人公っぽい。
2013/12/25
ももこ
藤木稟さんのSF小説。宗教と科学が共存する世界感やバディものとしてのお話はバチカン奇跡調査官に通じるものがあった。 タブレットが自己のアイデンティティにつながる社会と、そのタブレットの一つがある歴史の帰着点につながるところは秀逸。
2017/12/15
shino
カトラーのみ興味を示されていたけど、鳴海の夢の話が知られたらもっと食いつかれていたんだろうな。
2013/05/20
もず
だいぶ前に読んだので内容は覚えていないが読んだ記憶はある。悪くなかった気もする。
2006/12/01
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