ヴァンパイヤー戦争 2 (講談社文庫 か 54-8)
ヴァンパイヤー戦争 2 (講談社文庫 か 54-8) / 感想・レビュー
mnagami
1巻以上に話のスケールが大きくなっていて、作者のとんでも知識と構想に恐れ入るw。世界と日本のいろんな伝奇のごっちゃ煮状態
2017/05/14
龍田
九鬼に近づく謎の女、蒔恵。九鬼は相変わらず、エロと暴力の日々だが、色々な謎が見えてきた。三種の神器や月面の計画、隠された歴史などフィクションだけど本物の様に感じる。次は何処へ行くのだろう。
2015/06/20
akiu
2巻にしていきなり話が飛んだ。主人公がやたらとやられるようになって、爽快感は減退。日本オカルト古代史全開な方向性は好きですが、笠井先生が自身の「趣味」と公言するハードポルノ路線の描写は少々キツくなってきました。それにしても、娼婦と聖母に惹かれる典型的なオトコノコ像はブンガク的でありますな(笑)。あと、笹川吉晴の解説が脱線しまくりで面白いです。全巻の解説使って、伝奇小説を軸に日本のエンタメ史を俯瞰せんとす、みたいな勢い。本が一冊出来るぞ。
2010/02/16
プリザエース
冒頭、主人公から離れた場所で物語が大きく展開する。いずれ主要キャラ達を飲み込む重大事態を予感させる提示である。この巻で主人公はヴァンパイアと戦わず人間相手の荒事が続くのだが、重要な事実&前振りを知ることになった。あと、残念ながら今回は金髪成分不足である。今の所第3巻に行くか別作品を挟むか迷っている。全11巻は時間をかけて楽しみたいが、続きも気になる。昨今重視される「政治的正しさ」を無視した部分に、むしろ濃密なドラマが見えた事を覚えておきたい。フィクションはこうでなくては、と私は感嘆したのである。
2018/12/19
アーサー・エリス
エロスとバイオレンスが彩る伝奇アクション、第2巻。今度は日本史の裏側が紐解かれる。日本の裏で暗躍し、対立してきたコムレとレビ一族とその壮大なルーツ、九鬼の生い立ちに繋がる「鬼」「天狗」伝承、三種の神器が秘めた謎、月面に眠る狂気の電子頭脳と、もう『ムー』でやれと言いたくなるトンデモ日本史が炸裂する!しかし設定が膨らむ一方でストーリーの方は1巻に比べると、肝心の九鬼が敵に遅れを取り、窮地に陥っては誰かに救われるシーンばかりで消化不良。特に最初のロワシー館の脱出シーンはご都合主義的で萎えた。
2014/11/16
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