歳三からの伝言 (講談社文庫 き 26-8)
歳三からの伝言 (講談社文庫 き 26-8) / 感想・レビュー
えみ
エンドレス幕末。私の人生で数え切れないほど何度も新選組を誕生させ、それと同時に終わりも見てきた。そのなかで揺るがない事、土方歳三は土方歳三であるだけでイイ男なのだ。という事。時代に抗い、勝負が見えているその路を突き進む。誰の為でもない、新選組の土方歳三を誇るために!彼こそ敗北して勝者になった漢の代表だと個人的には思っている。物語より史実がときめく人物なんてなかなかいない。今回は新選組の最盛期の京ではなく、伏見戦争…終わりの始まりから物語は始まる。大切な者達との別れが彼を死地へと向かわせる!憂う歳三、いい!
2021/11/24
Die-Go
再読。新選組副長土方歳三の生涯を追う物語。舞台は鳥羽伏見の戦いから始まる。それは即ち、新選組の落日から物語は描かれると言うことだ。その斜陽の隊を率いるは土方歳三その人であるが、その人物造形は少し愚痴っぽく人間味にあふれている。難を言うなら、人物の呼称がフルネームだったり、ファーストネームだったりと統一感がないこと。読むたびにそこで少々興醒めしてしまうこともあった。★★★☆☆
2016/11/13
Die-Go
新撰組副長の土方歳三の半生を描いた物語は、新撰組結成も有名な池田屋事件もすっ飛ばし、伏見の戦いから始まる。全体として淡々と話は進んでいくように感じた。歳さんの愚痴が目立ってたような(笑)★★★☆☆
2016/03/06
り こ む ん
イマイチ。まぁ~書きたい姿は分かるのだけど…どこに物語の重きを置きたいのか?鳥羽伏見から始まるのだけど、どこも吹っ飛ばしていて…物語の中心にある出来事が薄く感じてしまう。お美乃の存在もたいして重要でもなく…なんの為に登場しているのか?それが書きたいのか?「伝言」の相手にしては…絡みが少ない様な…最後の部分「伝言」をイカすならば…実は、特定の女性は要らなかったのでは?と、辛口な感想。
2018/05/21
AICHAN
図書館本。よく調べてこまごまとよくストーリーをまとめているのだけれど、びっしり書き込んでいるせいもあってか、躍動感がないのが致命的。小説としての面白みが感じられなかった。
2016/11/09
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